2019年10月9日
日本本土最東端「納沙布岬」
根室を出発し、日本本土最東端の納沙布岬へ。根室半島一周の道道35号を行く。歯舞漁港を過ぎ、日本最東端の郵便局、珸瑤瑁(ごようまい)郵便局の前を通り、根室から22キロで納沙布岬に到着だ。
「本土最東端の碑」の前にVストローム250を止める。
「やったね!」
という気分。
ここが日本16端の最後の16端目になる。
つづいて灯台の前に行く。
明治5年に初点灯という北海道最古の納沙布灯台には霧信号、無線方位信号所が設置されている。このあたりは海霧の多発地帯で、とくに6月から8月にかけては60日を超える海霧で、納沙布岬は「海霧の岬」といわれるほどだ。
10月初旬のこの日は抜けるような青空。
灯台の下は岩礁地帯。その向こうの珸瑤瑁水道には北方領土の島々(歯舞諸島)が浮かんでいる。
一番右には秋勇留島。
目を左側に移していくと、手前にある萌茂尻島が重なって見える。
その左手には勇留島。
納沙布岬からわずか3・7キロの貝殻島はケシ粒のような小さい島。その左手には志発島。目をこらしてやっと見える。そして水晶島へとつづく。水晶島はまっ平な島で、水平線上にべたっと寝そべるようにして横たわっている。
納沙布岬は日本本土の最東端だが、日本の最東端というと、東経153度59分12秒の南鳥島(旧マーカス島)になる。南鳥島はミクロネシアに近い太平洋の孤島で、東京都の小笠原村に属している。さらにいえば日本の最南端は沖ノ鳥島で、北回帰線よりも南の北緯20度25分30秒になる。日本は広い!
納沙布岬を出発すると、今度は根室半島の北側を走り、根室へ。根室に戻ると、JR根室本線の終点、根室駅前にVストローム250を止めた。
16時、根室を出発。国道44号で釧路へ。
納沙布岬から150キロの釧路で夕食。「すき家」の「牛丼」だ。
釧路からは国道38号を行く。
22時、納沙布岬から180キロの白糠に到着し、駅前の「ホテル洸洋」に泊まった。
宗谷岬からの1日の走行距離は708キロになった。