皆さ〜ん、2025年版の『ツーリングマップル東北』が出来ました。1年がかりで完成させました。

R版の表紙
通常版の表紙

 まずは表紙の写真ですが、R版は津軽半島の龍泊ラインの眺瞰台です。日本海の青さが際立っています。通常版は津軽半島の平舘灯台の立つ平舘岬です。平舘海峡越しに下北半島が見えています。

 バイクはスズキのVストローム250SXです。Vストローム250SXに初めて出会ったのは2022年の「Vストロームミーティング」でのことでした。スリムな車体、洗練されたデザインのSXにまたがって大感動。Vストローム・シリーズに林道ツーリングもできるマルチのマシンが登場したというワクワク感と、「SX」という車名です。SXにはしびれます。1987年〜88年の「サハラ砂漠往復縦断」の相棒は、40リッタータンクを搭載したスズキのSX200R。「SX」というのは、ぼくにとっては特別な名前で、命を共にしたバイクなのです。

 巣山悟カメラマンとの表紙撮影は8月19日から8月21日までの3日間ですが、それはまさに東北実走取材のハイライトシーン。8月19日、8月20日の2日間で下北半島を一周し、8月21日は津軽半島を一周しました。

 巻頭ページの4ページから21ページまでは写真ページですが、そのうちの16ページから21ページまでは好評をいただいている「賀曽利が駆ける」の2025年バージョンです。八戸を出発し、本州最北端の大間崎に到着するまでのルートが、巣山カメラマンの写真で描かれています。

 この巻頭の写真ページはぜひとも皆さんに見ていただきたいのです。

 4ページと5ページは2025年の実走取材で印象に残ったシーンやポイントです。

 6ページと7ページは「東北食べ歩き」と「東北混浴温泉めぐり」です。

 8ページと9ページは「この道を走れ!2025」で、国道107号(大船渡〜由利本荘)と国道280号(青森〜三厩)を紹介しています。

 10ページと11ページは「東北10選」の「東北の料理編」です。

 12ページと13ページは「東北10選」の「東北の巨木編」です。

 14ページと15ページは皆さんからの投稿写真のページです。10点の写真を掲載させてもらっていますが、どれもが素晴らしい写真で旅心が誘われます。それに添えられたコメントもすごくいいのです。

 そのあとに16ページから21ページの「賀曽利が駆ける2025」に続きます。

巣山カメラマンとの表紙撮影

八戸駅前を出発
八戸駅前を出発
尻屋崎の灯台
願掛岩に向かって突っ走る
願掛岩に向かって突っ走る
野辺地の常夜灯
野辺地の常夜灯
青森駅前を出発!
青森駅前を出発!
能代の米代川河口の夕日
能代の米代川河口の夕日

 毎年恒例のカソリの『ツーリングマップル東北2025年版』の巻頭メッセージは次のようなものです。

 ぼくは「自分自身が一番のユーザーになる!」をモットーにしている。2025年版の実走取材は7月1日に開始。10月7日まで9回にわたり、Vストローム250SXで1万5156キロ、東北の全域を駆けめぐった。それ以外にも3月11日からの「鵜ノ子岬→尻屋崎」や「福島一周」、さらには晩秋の「混浴ツーリング」などで東北を2万キロ以上走った。『ツーリングマップル東北2025』にはその間で得た新たな情報を満載にしているし、モニターのみなさんから寄せられた100件を超える情報も1件1件、自分の目で確認して載せている。ぜひ皆さんも一番のユーザーを目指してほしい!