30回目 2025年3月8日
奇跡のポイント
第2日目の3月8日。四倉舞子温泉「よこ川荘」の朝湯に入り、7時朝食。ヤナギカレイの焼魚は美味。フキノトウの天ぷらは季節を感じさせた。
8時15分に出発。ここで滝野沢優子さんとはお別れ。カソリと残った4人のメンバーで北へ、5台のバイクで太平洋岸を北上する。
国道6号の久之浜バイパスを右折し、旧道に入り、波立岬の波立薬師を参拝。ここは大津波にも残った奇跡のポイント。目の前に見える弁天島の鳥居も残った。ところがこの鳥居はその後の台風の大波で破壊され、建替えられた。
つづいて久之浜へ。海岸一帯は大津波とその直後の大火で焼き尽くされたが、稲荷神社(秋葉神社)だけは残った。ここも奇跡のポイント。稲荷神社の社殿の隣には新しい慰霊碑が立っている。この場所で毎年、久之浜の慰霊祭はとり行われる。
慰霊碑の「東日本大震災追悼伝承之碑」には「大地震が起きたら大津波が来る。直ぐ逃げろ、高台へ。一度逃げたら絶対戻るな」と彫り刻まれている。
防潮堤は完成し、震災後に植えられた防災林は大分、大きくなっている。
久之浜では久之浜海岸から久之浜漁港と見てまわり、JR常磐線の久ノ浜駅の駅前でバイクを止める。町名は久之浜だが駅名は久ノ浜になる。
