30回目 2025年3月7日
14年目、30回目の「鵜ノ子岬→尻屋崎」
2025年3月7日から3月13日までの7日間、東北太平洋岸最南端の鵜ノ子岬(福島)から、東北太平洋岸最北端の尻屋崎(青森)まで走った。相棒はスズキのVストローム250SXだ。
今年で14年目になる東日本大震災だが、今回の我が「鵜ノ子岬→尻屋崎」は第30回目。まずはこれまでの「鵜ノ子岬→尻屋崎」の一覧を見てもらいたい。
1 | 2011年 | 5月10日〜5月21日 |
2 | 6月10日〜6月13日(八戸で折り返し) | |
3 | 9月11日〜9月15日 | |
4 | 2012年 | 3月10日〜3月21日(三沢で折り返し) |
5 | 7月13日〜7月21日 | |
6 | 2013年 | 3月9日〜3月19日 |
7 | 6月27日〜7月12日 | |
8 | 2014年 | 3月10日〜3月18日 |
9 | 6月5日〜6月16日 | |
10 | 8月4日〜8月8日 | |
11 | 2015年 | 3月11日〜3月18日 |
12 | 4月17日〜4月21日 | |
13 | 5月28日〜5月29日 | |
14 | 7月4日〜7月13日 | |
15 | 2016年 | 3月11日〜3月14日(前半戦・南三陸で折り返し) 4月4日〜4月9日(後半戦) |
16 | 7月4日〜7月7日 | |
17 | 2017年 | 3月11日〜3月14日(前半戦・石巻で折り返し) 4月9日〜4月13日(後半戦) |
18 | 7月19日〜7月23日 | |
19 | 9月5日〜9月16日(房総半島の洲崎からスタート) | |
20 | 2018年 | 3月10日〜3月13日(前半戦・仙台で折り返し) 4月3日〜4月11日(後半戦) |
21 | 6月3日〜6月6日 | |
22 | 2019年 | 3月8日〜3月17日(房総半島の洲崎からスタート) |
23 | 8月1日〜8月6日 | |
24 | 10月4日〜10月7日 | |
25 | 2020年 | 3月11日〜3月15日(前半戦・大船渡で折り返し) 6月15日〜6月17日(後半戦) |
26 | 2021年 | 3月11日〜3月16日 |
27 | 2022年 | 3月11日〜3月15日(前半戦・大船渡で折り返し) 4月10日〜4月17日(後半戦) |
28 | 2023年 | 3月10日〜3月16日 |
29 | 2024年 | 3月9日〜3月14日 |
30 | 2025年 | 3月7日〜3月14日 |
さて、第30回目の「鵜ノ子岬→尻屋崎」である。
3月7日午前3時、神奈川県伊勢原市の自宅を出発。新東名→圏央道→常磐道と走り、5時30分、友部SAに到着。ここで「友部うどん」を食べた。冷たい風に吹きさらされてきたので一杯のうどんで救われた。
北茨城ICで常磐道を降りると、鵜ノ子岬関東側の大津漁港でSXを止めた。東日本大震災の大地震と大津波で大きな被害を受けた大津漁港は見事に復興している。
大津漁港を後にするとJR常磐線の大津港駅へ。ここで月刊『モーターサイクリスト』編集部の坂木さんとカメラマンの小林さんに落ち合った。
国道6号で県境を越えて福島県に入り、8時、鵜ノ子岬東北側の勿来漁港に到着。ここで『モーターサイクリスト』誌の取材を受けた。それが同誌5月号に掲載された。
小林カメラマンの写真を見てもらおう。見開きの右ページはカソリ、左ページは「忠さん」こと鈴木忠男さん。すばらしい写真だ。その後のことになるが、3月28日〜3月30日の「東京モーターサイクルショー」では、カソリと鈴木忠男さん、風間深志さんのトークショーが開催された。
『モーターサイクリスト』誌の取材を終え、勿来漁港を出発したのは10時。
勿来関址の源義家像を見て、「勿来関文学歴史館」を見学する。1階では勿来の宿場町を再現し、2階では源義家展が開催されていた。
「八幡太郎」で知られる源義家は平安時代の中期から後期にかけての武将。勿来関址には義家の騎馬像が建っている。
高台上の勿来関址から国道6号に下り、国道6号沿いのJR常磐線の勿来駅へ。ここでも源義家の騎馬像を見る。
JR常磐線の勿来駅前の「あさひ屋食堂」で昼食。「てんぷら定食」を食べた。
そして小名浜へ。その途中では小浜海岸の竜宮岬を見た。
小名浜では人気スポットの「いわき・ら・ら・ミュウ」に行く。ここには海産物市場や海鮮料理のレストランなどがあるが、その一角には「オートバイ神社」が祀られている。
2階の「3.11 いわきの東日本大震災展」を見学する。いわきを襲った大津波や避難生活、その後の復興などが展示されている。
「いわき・ら・ら・ミュウ」からは、小名浜港周遊の観光船が出ている。しかし残念ながらこの日は波が荒いということで運休。海から小名浜の復興を見たかったのだが、また次の機会に乗ってみよう。
