伝説の浮谷東次郎[3]
道路地図が本屋にない 夕暮れの浜名湖畔を出発。ハスラー50を走らせて国道1号を行く。浮谷東次郎の足跡を追っての旅はつづく。 ゆるやかな峠の潮見坂を越え、静岡県から愛知県に入った。 日が暮れたところで、国道1号沿いの […]
生涯旅人、賀曽利隆の旅日記
2022新春ツーリング[2] 1月8日8時、神奈川県伊勢原市の自宅を出発。相棒のVストローム250のメーターは15万9521キロ。2017年の「70代編日本一周」で2万5296キロ、翌2018年の「70代編日本一周」第 […]
2022 新春ツーリング[1] 昨年は東北の全式内社109社とその論社22社を合わせて131社をめぐった。式内社というのは平安時代の『延喜式神名帳』(927年)に記載されている神社のことで、日本中に3132座(2861 […]
郷土料理の食べ歩き 日本観光文化研究所(観文研)の企画・編集で1986年には、全12巻の『日本の郷土料理』(ぎょうせい刊)が出版された。 第1巻の北海道、第2巻の東北、第3巻の関東、第4巻の中部、第5巻の東海、第6巻 […]
『海を渡った日本の焼きもの』 日本観光文化研究所(観文研)の企画・編集で1985年には、『海を渡った日本の焼きもの』(ぎょうせい刊)が出版された。 江戸期の鎖国日本の花形輸出商品の「イマリ」を追ったものだ。有田で焼か […]
全12巻の『日本人の生活と文化』 日本観光文化研究所(観文研)の企画・編集による全12巻の『日本人の生活と文化』(ぎょうせい刊)が出版されたのは1982年。カソリはそのうち第9巻の『食べものの習俗』を担当し、観文研でテ […]
全3巻の『世界の食文化』 日本観光文化研究所(観文研)の企画・編集による全3巻の『世界の食文化』(柴田書店)が出版されたのは1981年のことだ。 第1巻目は『粒食文化と芋飯文化』で「東アジア・南アジア編」。 第2巻 […]
韓国食べ歩き紀行(9) 1986年 東アジアの食文化 光州(クワンジュ)からソウルへの帰路も特急「セマウル号」に乗った。「セマウル号」のゆったりしたシートにもたれかかり、車窓を流れていく風景に目をやりながら、私はあらた […]
韓国食べ歩き紀行(8) 1986年 光州の料亭料理 光州(クワンジュ)を離れる日がやってきた。わずか4日の滞在ではあったが、名残おしい、忘れがたい町だ。 私たちはすっかりお世話になった徐さんを招き、光州最後の食事をす […]
韓国食べ歩き紀行(7) 1986年 光州の野菜料理と牛肉料理 過ぎ去った韓国の旅の思い出にふけっている間に、特急「セマウル号」は京釜線と湖南線の分岐する大田(テージョン)を過ぎ、百済の都、プヨー近くの論山(ノンサン)を […]
韓国食べ歩き紀行(6) 1986年 初めて見る異国の風景 私が初めて朝鮮半島の土を踏んだのは、1968年4月。「アフリカ一周」(1968年〜1969年)の時のことだった。 横浜港からアフリカ南部のモザンビークに船で渡 […]
韓国食べ歩き紀行(5) 1986年 特急セマウル号 観文研(日本観光文化研究所)の所長、神崎宣武さんとの韓国の旅はつづく。 ソウルから韓国南部全羅南道(チョンラナムド)の中心地、光州(クワンジュ)へ。 全羅南道は気 […]
韓国食べ歩き紀行(4) 1986年 東大門市場での夕食 午前中は南大門市場を歩いたので、午後は東大門市場を歩いた。夕食は東大門市場の大衆食堂で。 東大門市場の一角には食堂が何軒か並んでいるが、観文研(日本観光文化研) […]
韓国食べ歩き紀行(3) 1986年 南大門市場 日本観光文化研究所(観文研)所長の神崎宣武さんとソウルの南大門市場を歩いた。穀物売場では米のほかにアワ、ヒエ、モロコシなどの雑穀類や麦類、豆類が売られている。 香辛料売 […]
韓国食べ歩き紀行(2) 1986年 箸と匙 1986年8月26日。ソウル到着の翌朝は、ホテル近くの市場を歩きまわり、朝食も市場内の食堂で食べた。ご飯に味噌汁、キムチが3種、カボチャとタチウオの天ぷらというメニュー。ご飯 […]
韓国食べ歩き紀行(1) 1986年 日本観光文化研究所(観文研)発行の月刊誌『あるくみるきく』の第239号(1987年1月号)では、「韓国食べ歩き紀行」を書かせてもらった。宮本常一先生、高松圭吉先生のあとを継いで観文研 […]
『忘れられた日本人』 宮本常一先生の代表作に『忘れられた日本人』がある。『宮本常一著作集』の第10巻に収められているが、先生の死後、岩波文庫の1冊になった。 この『忘れられた日本人』の中に出てくる「名倉談義」の舞台、 […]