2019年4月21日
式内社の稲根神社
御蔵島の集落内を歩いていると、丸石を使った石段や石垣、石畳をよく見かける。この丸石は「ごろた石」と呼ばれているが、波で洗われた丸石で、海岸から拾ってきたもの。御蔵島の風景を造りだしている。
集落の外れにある稲根神社を参拝。保育園の裏手にある稲根神社は式内社だ。
式内社は平安時代の「延喜式」の『延喜式神名帳』に記載されている神社のことで、日本中に3132座ある。式内社は名社の格付けのようなもので、いずれも1000年以上の歴史がある。
伊豆七島の式内社だが、伊豆大島には4社、利島には1社、新島には2社、式根島には1社、神津島には2社、三宅島には7社、御蔵島には1社、八丈島には1社ある。また別な機会に、伊豆七島の式内社めぐりをしたいものだ。
御蔵島の集落が途切れると、舗装林道の黒崎高尾林道に入っていく。林道沿いにはうっそうと生い茂る森がつづく。御蔵島は緑濃い世界だ。ある程度歩いたところで折り返し、集落に戻った。