賀曽利隆の観文研時代[122]
賀曽利隆食文化研究所(11)長浜編 『ツーリングGO!GO!』(三栄発行)2003年6月号 所収 序論 琵琶湖の「ふなずし」(なれずし)を食べようと、近江(滋賀県)の長浜に向かった。 ところで、「すし」といえば誰 […]
生涯旅人、賀曽利隆の旅日記
賀曽利隆食文化研究所(11)長浜編 『ツーリングGO!GO!』(三栄発行)2003年6月号 所収 序論 琵琶湖の「ふなずし」(なれずし)を食べようと、近江(滋賀県)の長浜に向かった。 ところで、「すし」といえば誰 […]
賀曽利隆食文化研究所(10)浜松編 『ツーリングGO!GO!』(三栄発行)2003年5月号 所収 序論 春一番の林道を走ろうと、DJEBEL250XCで静岡県の奥浜名に向かった。 浜松ICで東名を降り、浜松の中心街に […]
賀曽利隆食文化研究所(9)越前編 『ツーリングGO!GO!』(三栄発行)2003年4月号 所収 序論 「日本で一番うまいカニは?」と聞かれたら、これはもう文句なしに、「越前ガニ!」と答える。それほどうまいカニだ。 その […]
賀曽利隆食文化研究所(8)輪島編 『ツーリングGO!GO!』(三栄発行)2003年3月号 所収 序論 冬ツーリングには、なんたって鍋だ。 絶対に鍋だ。 誰が何といおうとも鍋なのである。 とはいっても、ただの鍋では […]
賀曽利隆食文化研究所(7)氷見編 『ツーリングGO!GO!』(三栄発行)2003年2月号 所収 序論 富山湾の海流は、時計回りに流れている。この流れを利用して、ブリの定置網漁が盛んにおこなわれている。 富山湾のブ […]
賀曽利隆食文化研究所(6)信州編 『ツーリングGO!GO!』(三栄発行)2003年1月号 所収 序論 「新そばが出始めました!」 というニュースをキャッチすると、そばを食べに信州に行きたくなった。 そばといえば信州。 […]
賀曽利隆食文化研究所(5)岡崎編 『ツーリングGO!GO!』(三栄発行)2002年12月号 所収 序論 みなさんは毎朝、どんな味噌汁を飲んでいますか? 我々にとって味噌はあまりにも身近なもの。ふだんは意識することなく […]
賀曽利隆食文化研究所(4)静岡編 『ツーリングGO!GO!』(三栄発行)2002年11月号所収 序論 街道を風のように駆け抜けていくツーリングライダーのカソリにとって、街道と名物料理のとり合わせほど、おもしろいものはな […]
賀曽利食文化研究所(3)甲州編 『ツーリングGO!GO!』(三栄発行)2002年10月号所収 序論 地球の両極点、北極点と南極点にバイクで到達したアドベンチャーライダーの風間深志さんと雑誌で対談したとき、バイク談義はそ […]
賀曽利食文化研究所(2)伊那編 『ツーリングGO!GO!』(三栄発行)2002年9月号所収 序論 伊那の馬刺しを食べたくなった。 それも、無性に食べたくなった。 馬刺しといえば熊本や東北の各地にそれを名物にしている […]
賀曽利食文化研究所(1)奥会津編 『ツーリングGO!GO!』(三栄書房発行)2002年8月号所収 前回は『月刊市政』(全国市長会発行)での「日本の郷土料理を訪ねて」の連載一覧を見てもらったが、その後、バイク誌『ツー […]
日本の郷土料理を訪ねて 観文研(日本観光文化研究所)は1989年3月31日をもって、その幕を閉じた。 ぼくの観文研とのかかわりは、「アフリカ一周」(1968年〜1969年)から帰ったあとの1970年に始まり、20年間 […]
西原の麦食(4) 1986年 甲州の山村、西原の小麦の食べ方はうどんと饅頭だ。 うどんは甲州名物の「ほうとう」のことだが、ほうとうは同じ甲州でも笹子峠を越えた甲府盆地を中心とする国中地方の呼び名で、西原を含めた郡内地 […]
西原の麦食(3) 1986年 甲州の山村、西原での大麦の食べ方は、次のようなものだ。 一番よく食べられたのは、麦粥の「オバク」だ。搗いて精白した麦を4、5時間、麦の一粒一粒がふやけて粘り気が出てくるまで炊く。 オバ […]
西原の麦食(2) 1986年 甲州の山村、西原の食を支えた雑穀、芋、麦の3本柱の中でも、とくに麦の占める比重は高かった。 昭和30年代以降、米が主食になってからというもの、西原での麦栽培は激減したが、それ以前はほとん […]
西原の麦食(1) 1986年 観文研(日本観光文化研究所)の企画編集による『日本の郷土料理・全8巻』(ぎょうせい刊)では、麦食をテーマにして、山梨県上野原町(現上野原市)の西原(さいはら)を訪ねた。 西原は四方を山々 […]
甲州の小正月(2) 1986年 小正月の1月14日に山梨県内の甲州街道(国道20号)を行くと、夕刻から夜にかけて、あちこちで正月の御飾りを焼くどんど焼きを見る。 大月市の初狩では笹子川の河原でどんど焼きをしていたが、 […]
甲州の小正月(1) 1986年 観文研(日本観光文化研究所)の企画編集による『日本の郷土料理・全8巻』(ぎょうせい刊)では、年中行事の一例として甲州の小正月行事を見てまわった。 小正月とは1月15日、もしくは1月14 […]
日向山地の猪狩りと祭り(3) 1986年 銀鏡神楽が終わったあとのことだが、銀鏡の猪狩りに同行させてもらった。 勢子2人とマブシ1人の3人での共同猟。全部で8頭の猟犬を連れていく。 猟師たちは作業着と地下足袋という […]
日向山地の猪狩りと祭り(2) 1986年 銀鏡神楽の翌日は、「シシバ祭り」と呼ばれる狩法神事がおこなわれる。 まずは前日のシシトギリで使われたモリの柴を刈る。オタドコのオタギにするためのものだ。オタドコというのは獲っ […]