第4弾 小名木川
「中川船番所」
クローバー橋のかかる小名木川と横十間川の交差点からさらに小名木川に沿って歩く。
明治通りの進開橋、丸八通りの丸八橋を過ぎると、小名木川にかかる最後の橋の番所橋だ。江戸幕府の置いた船番所にちなんだ橋の名前。番所橋を過ぎたところが旧中川との合流地点で、2本の川はT字に交差している。
中川はかつての利根川の流路。埼玉県の羽生付近で利根川から分かれて南東に流れ、春日部付近では江戸川の西側を並行して南流。越谷の東で元荒川を合わせて東京湾に流れ出る。上流では「古利根川」と呼ばれている。
小名木川と旧中川合流点近くにある「江東区中川船番所資料館」を見学。展示されている「小名木川を行く川舟の絵」が目に残る。
小名木川の万年橋の北岸に置かれた「深川番所」が、中川との合流点に移されて「中川番所」になったいきさつや、関東の水流図、河川交通のターミナルになった「河岸」の解説などが興味深い。
「江東区中川船番所資料館」の見学を終えると、都営地下鉄新宿線の東大島駅まで歩き、「ジョナサン」でフライドポテトとソーセージを食べながら、生ビールを飲んだ。小名木川を歩いたあとの生ビールはうまかった。