伝説の浮谷東次郎[5]
「やったゼー、大阪到着だ!」 浮谷東次郎の足跡を追って東海道を西へ。 ハスラー50で草津、大津と走り抜け、滋賀県と京都府の境の峠、逢坂山を越える。峠上には「逢坂山関址」の石碑と常夜燈が建っている。 峠を下ると山科だ […]
「やったゼー、大阪到着だ!」 浮谷東次郎の足跡を追って東海道を西へ。 ハスラー50で草津、大津と走り抜け、滋賀県と京都府の境の峠、逢坂山を越える。峠上には「逢坂山関址」の石碑と常夜燈が建っている。 峠を下ると山科だ […]
スイカ売りの少女に心動く 浮谷東次郎は名古屋を6時に出発しているが、ぼくはそれよりも1時間早い、5時に鳴海の旅館「喜久水」を出発した。鈴鹿峠の周辺をしっかりと見てみたかったからだ。 名古屋の中心街を走り抜け、木曽川を […]
道路地図が本屋にない 夕暮れの浜名湖畔を出発。ハスラー50を走らせて国道1号を行く。浮谷東次郎の足跡を追っての旅はつづく。 ゆるやかな峠の潮見坂を越え、静岡県から愛知県に入った。 日が暮れたところで、国道1号沿いの […]
旧道を走り、東次郎の足跡をたどった 国道1号は日本の大動脈だけあって、バイパスが発達している。日本で一番、バイパスの多い国道だ。有料のバイパスもある。これらのバイパスはパスし、旧道をたどって大阪まで行くことにした。 […]
『がむしゃら1500キロ』を持って大阪へ向かう 伝説の浮谷東次郎の『がむしゃら1500キロ』(筑摩書房)の文庫本を持って、東海道を走った。それは1996年のことで、『月刊旅』(JTB)の取材を兼ねての50ccバイクでの […]
ロードレースのレーサーとして大活躍し、「世界一周ツーリング」を成しとげた堀ひろ子さんは、1982年にスズキのDR500で「サハラ砂漠縦断」を成功させた。その時のことを書いた『サハラとわたしとオートバイ』(大和書房刊)は […]
宮本先生への追悼文「宮本先生の笑顔」 偉大なる民俗学者の宮本常一先生は1981年1月30日にお亡くなりになりました。73歳でした。ぼくは宮本先生の作られた日本観光文化研究所(観文研)の所員だったのです。宮本先生が亡くな […]
出会いは半世紀前のエチオピア 作家であり森林保護活動家として知られるC・W・ニコルさんは、昨年(2020年)の4月3日に亡くなりました。79歳でした。 C・W・ニコルさんは、ぼくにとっては忘れることのできない人なので […]
交通タイムス社・1984年刊 10月7日(2021年)に81歳で亡くなった人間国宝の落語家、柳家小三治さんは大のバイクファンでした。バイク旅やバイク考を書いた『落語家仲間泣き笑い行状記』(交通タイムス社・1984年刊) […]