能登半島を行く[58]

2024年5月15日 – 17日

「鳳至・珠洲郡編」だ

 翌5月17日は4時30分に高浜(志賀町)の「はしみ荘」出発し、能登半島横断の県道3号で田鶴浜(七尾市)へ。そこから国道249号を北上する。

 中島町(七尾市)に入ると、のと鉄道の能登中島駅でVストローム250を止め、ひと息入れ、中島の町を走りまわった。

 ここでは久麻加夫都阿良加志比古(くまかぶとあらかしひこ)神社を探したが、なかなか見つけられない。式内社ではなかったが、白山神社が目に入り、参拝していく。それがよかった!

 ちょうど白山神社の前を通りかかった自転車に乗った女性に聞いてみると、久麻加夫都阿良加志神社は中島町の宮前にあるという。なんともラッキーなことに「私はこれから宮前まで行きます。よかったらついてきてください」といわれた。中島の町から約2キロ、自転車の後ろについてVストローム250を走らせ、久麻加夫都阿良加志比古神社に到着したのだ。神社は大きな被害を受けていたが、社殿は残った。ここは「お熊甲祭」(熊甲二十日祭の枠旗行事)で知られている。

 中島から国道249号を北上し、穴水町に入った。さ~、ここからは「鳳至・珠洲郡編」だ。穴水の中心街にある穴水大宮(辺津比咩(へつひめ)神社)へ。鳥居や玉垣は崩れ落ちているが、ここでも拝殿は残った。

 穴水大宮の参拝を終えると、すぐ近くの穴水駅へ。ここがのと鉄道の終着駅。一番列車の6時12分発七尾行きが停車していた。のと鉄道の穴水駅の隣りが道の駅「あなみず」。ツバメたちが元気よく飛び交っていた。