2024年2月11日
鵜沼漁港の惨状
見附島を後にすると、鵜飼地区を行く。この地区はすさまじいばかりのやられ方。言葉もないほどだ。全員が避難所に避難しているからなのだろう、人の姿はほとんど見かけない。
倒壊した家が連続する。落ちた屋根の下敷きになった車を何台も見る。
倒壊した家が道路をふさいでいる地点から先は歩いてまわった。
どうしてこうなるのかはよくわからいが、ほとんどのマンホールが飛び出している。飛び上がっているといった方がより正確なのか。2メートル以上も飛び上がったマンホールもあった。
川に出ると、そこから鵜飼漁港に行く。津波で打ち上げられた漁船を見る。津波の痕跡は高さが数十センチぐらいに見えたが、1メートル以下の津波でもこれだけの威力があるのかと驚かされた。東日本大震災の10メートル、20メートル級の大津波がいかにすごいものだったのかを奥能登で教えられたような気がした。鵜飼漁港は漁を再開できるような状態ではなかった。
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