2024年2月10日
崩れた家が道をふさぐ
輪島の中心街から河原田川を渡って輪島漁港へ。大地震で甚大な被害を受けた輪島漁港なので、漁に出られない漁船が港を埋めつくしていた。港の周辺をまわったあと県道38号で外浦へ。風除けの真垣で知られる大沢を経由して、門前で国道249号に出ようとした。県道38号が通行止になっていたら、その地点で引き返せばいいと考えた。
輪島市内の県道38号の惨状はすさまじい。倒壊した家々がつづき、崩れた家が道をふさぎ、狭くなっている箇所もある。目立つのは倒壊した家に押しつぶされた車。そんな車をあちこちで見る。
長く延びる海岸線に出た。車を止めて隆起した海岸を見る。砂浜が広くなり、テトラポットが干上がっている。白っぽく見える岩場は震災以前は海の中だった。
県道38号には通行止の標示はなかったので、「これならば大沢まで行けるかもしれない」とおおいに期待した。しかし、最初の崩落個所は仮設の道を通って突破できたが、2度目の崩落箇所は通行不能。そこから輪島に戻るしかなかった、
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