2018年8月3日 福島駅▶︎仙台駅

交通の要衝地「岩沼」で満員に

 福島からは12時40分発の仙台行に乗る。福島〜仙台間の列車だが、2両編成。県境越えなので、それほど乗客数は多くないからだ。福島を出ると、左手に吾妻連峰を見る。安達太良山と吾妻連峰の間の大きく落ち込んだところは土湯峠だ。

 貝田駅を過ぎると宮城県に入る。国見峠が県境なので、宮城県に入ったとたんに電車はスピードを上げ、峠を下っていく。宮城県側の最初の駅は越河。越河は奥州街道の宿場町。越河の次が白石で、白石を過ぎると、大河原、船岡、槻木と白石川沿いの町を通っていく。槻木では阿武隈急行鉄道が分岐する。

 槻木の次が岩沼。ここでは常磐線が分岐する。岩沼は国道4号と国道6号の分岐点にもなっている東北の交通の要衝地。かつての奥州街道と陸前浜街道(水戸街道)の追分だ。

 岩沼でほぼ満員になる、名取を通って仙台に到着。ここでは30分ほど時間があったので、駅構内の立ち食いの店で「肉うどん」を食べ、改札口を出て、仙台の駅前の風景を眺めた。