日本の郷土料理を訪ねて
観文研(日本観光文化研究所)は1989年3月31日をもって、その幕を閉じた。
ぼくの観文研とのかかわりは、「アフリカ一周」(1968年〜1969年)から帰ったあとの1970年に始まり、20年間に及ぶものとなった。
その間、観文研をつくられた宮本常一先生や先輩方、仲間たちには教えられることが多かった。観文研は「生涯旅人!」をモットーとするカソリの原点といってもいい。
観文研閉鎖後には『月刊市政』(全国市長会発行)で「日本の郷土料理を訪ねて」の連載を開始。下記のようなテーマで連載は60回に達した。その一覧を見てもらいたいのだが、これなども観文研の企画編集による『日本の郷土料理・全8巻』(ぎょうせい刊)の取材で日本各地の郷土料理を食べ歩いたおかげだと思っている。観文研の閉鎖後も、その延長線上を行くカソリなのである。
1 | フグ料理 | 山口県下関市 |
2 | ホタルイカ料理 | 富山県滑川市 |
3 | チャンポン | 長崎県長崎市 |
4 | 讃岐うどん | 香川県高松市 |
5 | イカソーメン | 北海道函館市 |
6 | 八丁味噌 | 愛知県岡崎市 |
7 | 馬肉料理 | 長野県伊那市 |
8 | 有明海の魚介料理 | 福岡県柳川市 |
9 | 瀬戸内海の小魚料理 | 広島県尾道市 |
10 | 醤油と素麺 | 兵庫県龍野市 |
11 | 近江町市場食べ歩き | 石川県金沢市 |
12 | 薩摩料理 | 鹿児島県鹿児島市 |
13 | 棒ダラと身欠ニシン | 京都府京都市 |
14 | 湯波と生麸 | 京都府京都市 |
15 | 京野菜と漬けもの | 京都府京都市 |
16 | 多国籍料理 | 兵庫県神戸市 |
17 | 鵜飼といもたき | 愛媛県大洲市 |
18 | サトイモと熟れずし | 福井県大野市 |
19 | 棒ダラ料理 | 福島県会津若松市 |
20 | リンゴとジャッパ汁 | 青森県弘前市 |
21 | シラウオと夏ミカン | 山口県萩市 |
22 | 海女漁とアワビ | 三重県志摩市 |
23 | キリタンポとガッコ | 秋田県仙北市 |
24 | イワシ料理 | 千葉県銚子市 |
25 | おやき | 長野県栄村 |
26 | 海ガメ料理 | 東京都小笠原村 |
27 | 山菜料理 | 新潟県魚沼市 |
28 | カマボコと梅干 | 神奈川県小田原市 |
29 | 猪肉とカシノミギャー | 宮崎県西都市 |
30 | 琉球料理 | 沖縄県那覇市 |
31 | 丸子のとろろ汁 | 静岡県静岡市 |
32 | ふなずし | 滋賀県長浜市 |
33 | トド肉料理 | 北海道羅臼町 |
34 | イワナとクマ肉 | 石川県白山市 |
35 | たこ焼と関東煮 | 大阪府大阪市 |
36 | 佃煮 | 東京都中央区 |
37 | とんかつ | 東京都台東区 |
38 | 茶粥とタコ料理 | 山口県周防大島町 |
39 | ほうとう | 山梨県大月市 |
40 | 雑穀料理 | 山梨県上野原市 |
41 | 豆腐料理 | 神奈川県伊勢原市 |
42 | 松葉ガニ | 兵庫県香美町 |
43 | 団子汁と城下カレイ | 大分県別府市 |
44 | もぐりずしと割子そば | 島根県松江市 |
45 | 鯨料理 | 和歌山県太地町 |
46 | ますずし | 富山県富山市 |
47 | 氷見ブリ | 富山県氷見市 |
48 | ブドウとワイン | 山梨県甲州市 |
49 | クジラとカラスミ | 長崎県長崎市 |
50 | 沖縄本島一周食べ歩き | 沖縄県那覇市ほか |
51 | 北海の魚介料理 | 北海道稚内市 |
52 | 花咲ガニと鉄砲汁 | 北海道根室市 |
53 | イクラ丼とジンギスカン | 北海道釧路市 |
54 | アマゴとそばごめ | 徳島県三好市 |
55 | ヘシコと精進料理 | 福井県福井市 |
56 | タラと花ラッキョウ | 福井県福井市 |
57 | 与那国島の泡盛 | 沖縄県与那国町 |
58 | 団子汁と高菜飯 | 熊本県南阿蘇村 |
59 | いしる汁 | 石川県輪島市 |
60 | 横浜の中華街食べ歩き | 神奈川県横浜市 |