賀曽利隆の200万キロへの道[32]

あと84288キロ

2025年12月22日

日本一の「さざれ石」

 12月22日5時、新東名の伊勢原大山ICを出発。三河の式内社めぐりの開始。「式内社めぐり」は東日本編と西日本編に分けて回っているが、すでに東日本編は終え、今は西日本編の最中。旧国ごとに回っているが、伊豆、駿河、遠江、能登、甲斐につづいての三河は6ヵ国目になる。

 今日は冬至。ぼくにとっては二十四節気の中でも待ち遠しいのが冬至。1年で一番夜の長い日だが、この日を境にしてどんどんと日が長くなるのが嬉しい。冬至が過ぎると、気持ちが前向きになる。

 朝食は東名の富士川SA。ここで夜明けを迎えたが、またしても定番の「桜えびばら天うどん」を食べた。11月8日に「アフリカ大陸縦断」から帰国してすぐに食べてから、今回で4度目のことになる。

 富士川SAの「桜えびばら天うどん」で冷え切った体を暖めると、Vストローム250SXに「さー、行くゾ!」とひと声かけ、さらに東名を走る。

 静岡、浜松を通過し、8時35分、豊川ICに到着。ここが「三河の式内社めぐり」のスタート地点になる。

 豊川ICから国道151号を北へ。2キロほど走ったところが第1番目の砥鹿(とが)神社。ここは三河の一宮。砥鹿神社と隣り合ったえびす社を参拝する。

 砥鹿神社の本殿には「大黒さま」の大己貴(おおなむち)命が祀られている。

 えびす社の二宮には「恵比寿さま」、三宮には「お諏訪さま」の建御名方(たけみなかた)命が祀られている。

 砥鹿神社の境内で目を引くのは「さざれ石」。「君が代」にも歌われているさざれ石は、小石が長い年月をかけて集まり、大きな塊となった礫のこと。砥鹿神社のさざれ石は日本一の大きさだという。

 ここには御神木のケヤキもある。樹高45m、幹周9.3m、樹齢約600年の巨木。御神木の前からは三遠国境の山並みがきれいに見える。目に残る眺めだ。