2011年5月28日

東石海岸で「カキ三昧」

 北回帰線上の町、嘉義から台湾海峡に面した東石へ。

 東石の町を走り抜け、東石漁港に行く。ここは観光地。人工の海浜や広々とした園地がある。夕陽の名所としても知られているので、若いカップルや家族連れなど大勢、観光客が来ていた。

 漁港で目についたのはイカダのような造りの漁船。遠浅の海にはぴったりの平底船だ。沖縄のハーリー船を思わせる観光船の「龍舟」も何隻も見られた。

 東石の沖合い4、50キロのところには澎湖諸島の島々が浮かんでいる。そのため台湾海峡の中でも、この一帯の海は「澎湖海峡」と呼ばれている。

 東石漁港の遊歩道を歩いたあとは、東石海岸の海辺の食堂で生ガキ、焼ガキ、カキフライの「カキ三昧」。最後にカキ汁を食べた。いや〜、カキだけで満腹になった!

 東石海岸を出発すると、西日を浴びながらTEKKENを走らせて新営へ。太子宮を参拝すると、国道1号で台南に向かう。その途中で夕日が沈んだ。快晴の西の空に沈む夕日はきれいだ。

 国道1号沿いの軽食堂でかき氷を食べ、夜の台南の町に入っていく。ここで斗六からずっと同行してくれた2人の若きライダーと別れた。

 台南での宿は「グランドホテル」。夕食はホテルに近い「福満」という店だ。

 台鈴の李さんは、
「カソリさん、まずはビール!」
 といって台湾ビールをグラスについでくれる。

 そのあとアヒル料理、炒米粉、炒飯、タケノコ料理、茸料理、酢豚風鰻のあんかけ、豚肉料理、最後に魚の鍋料理と、次々に出てくる料理を台鈴のみなさんと一緒に食べた。

 台湾料理にはアヒルもガチョウも欠かせないものだが、李さんにいわせるとアヒルよりもガチョウの方が値段は高いという。

 みなさんとの楽しい夕食が終ると、プラプラと夜の台南を歩いた。日中は汗が噴き出るほどの暑さだったが、夜風はひんやりとして気持ちいい。