2024年4月6日 – 10日
我が懐かしの長橋だ
『奥能登の村』の火宮からさらに国道249号を行くと「大谷峠越え」になる。しかし国道249号は峠の登り口で通行止。そこで山中の迂回路を走り、日本海側の大谷の町に出た。ペシャンコにつぶれた「スーパーおおたに」が目に飛び込んでくる。ここから海沿いの国道249号で曽々木に向かうと次は長橋の集落。「長橋」のバス停がある。
『奥能登の村』の火宮を出発
国道249号は大谷峠の登り口で通行止
迂回路で日本海の大谷へ
大谷の「スーパーおおたに」
海沿いの国道249号を行く
揚げ浜塩田は休業中
懐かしの長橋のバス停
今から40年以上も前のことになるが、ぼくは50ccバイクのスズキ・ハスラー50(空冷)で「日本一周」をした。長橋はその時の思い出の地(「能登半島を行く」の第32回目を参照してください)。ここではちょうど秋祭りで、キリコと呼ばれる京風の山車が2台出た。
自転車で「日本一周」中のチャリダー氏と一緒に祭りを見物をした。チャリダー氏は店で奥能登の地酒を買うと道端に座り込んで冷酒を飲み始めた。日が暮れると、近所のおばさんが盆に赤飯とサトイモ、シイタケ、コンニャクの煮物を持ってきてくれた。おいしかった。奥能登のみなさんのあたたかさにふれて胸がいっぱいになった。
そのうち風が強くなり、やがて雨が降り出し、雨中の祭りになった。我々は屋根付きのバス停を一夜の宿にさせてもらった。窓にはガラスが入っていないので、雨が激しく吹き込んでくる。バス停の前には露店が2軒出ていた。
土砂降りの雨の中、10時になると2台の山車は神社に向かって動き出した。それとともに太鼓の音、鉦の音も雨中に消えていった。
我が懐かしの長橋だ。
国道249号は長橋の先で通行止。曽々木までは行けない。道の駅「すず塩田村」(休業中)まで行き、そこで折り返し、長橋から大谷に戻った。大谷からは迂回路で峠を越え、火宮から珠洲に戻った。ここまでが第1日目。珠洲からは珠洲道路で穴水へ。穴水からは国道249号→県道3号で志賀町に入り、前回同様、高浜の「はしみ荘」に泊った。
長橋から曽々木に向かう
長橋の隆起した海岸
道の駅「すず塩田村」(休業中)で折り返す
珠洲から珠洲道路で穴水へ
仮設住宅を建設中
珠洲道路で桜峠を越える
高浜(志賀町)に到着。「8番らーめん」で夕食
「8番らーめん」の「餃子セット」を食べる
高浜(志賀町)の「はしみ荘」に泊る
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