2024年4月6日 – 10日
『あるくみるきく』の舞台「火宮」へ
能登半島突端の狼煙を出発。日本海沿いの外浦街道(県道28号)を行く。折戸を通り、椿展望台まで行くと前回同様、ここで通行止。折戸まで戻ると、県道52号で珠洲市の中心の飯田へ。大崩落現場の鉄板道路を走り抜けていく。
道の駅「狼煙」を出発
外浦街道の県道28号は椿展望台で通行止
右手に見える「つばき茶屋」は休業中
折戸の崩壊した家
折戸から県道52号で珠洲へ
珠洲から国道249号で大谷峠へ
飯田から国道249号で大谷峠を目指した。峠下の集落が火宮。ここは観文研(日本観光文化研究所)で発行していた月刊誌『あるくみるきく』の第64号「奥能登の村」(1972年6月発行)の舞台だ。
「加賀百万石の城下町、金沢から国鉄七尾線で2時間ほどジーゼルカーで走ると穴水に到着する。ここ鳳至郡穴水町は奥能登への玄関口で、ここから七尾線は輪島に向かう線と蛸島に向かう線にわかれる」
ここから始まる『あるくみるきく』の「奥能登の村」は、宮本常一先生の教え子たち、武蔵野美術大学のグループ「核」のみなさんが火宮に長期にわたって通い続け、詳細な「火宮の記録」としてまとめ上げたもの。今となっては貴重な存在だ。
そんな火宮は能登半島地震の震源地に近いこともあって大きな被害を受けた。大屋根の家々が何軒もつぶされていた。
大谷峠下の火宮の集落
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