能登半島を行く[22]

2024年2月11日

落石が県道をふさいでいる

 道の駅「狼煙」を出発。県道28号で外浦海岸を行く。通行止地点では右側の海岸に下る迂回路を行く。ちょっと怖くなるような急勾配の狭路だが、渡辺さんは難なく下る。海岸に出ると幅広の道になった。

 折戸の県道52号との分岐を過ぎ、徳保の椿展望台まで行く。そこからは曽々木へとつづく海岸線を見渡す。椿展望台と道をはさんで反対側にある「つばき茶屋」は休業中だ。

 椿展望台から下っていくと、落石が県道28号をふさいでいる。いきなり目の前に落石が現れるといった感じだ。ここには通行止の標示はないが、その先には大量の土石が崩れ落ちているので通行不可。来た道を引き返すしかなかった。

道の駅「狼煙」でコーンポタージュを飲んで出発

道の駅「狼煙」でコーンポタージュを飲んで出発

県道28号の通行止地点。ここは右手の迂回路を下っていく

県道28号の通行止地点。ここは右手の迂回路を下っていく

隆起した外浦の海岸

隆起した外浦の海岸

法面崩落

法面崩落

徳保のバス停

徳保のバス停

バスの時刻表

バスの時刻表

椿展望台からの眺め

椿展望台からの眺め

落石

落石

山崩れの現場がつづく

山崩れの現場がつづく

県道28号は通行不可

県道28号は通行不可

県道28号で折戸まで戻る

県道28号で折戸まで戻る

 折戸の国道52号との分岐まで戻ると我々は勝負に出た。通行できるかどうかわからなかったが、県道52号で珠洲の中心街を目指すことにした。通行止の標示はないが、ダメだったら狼煙まで戻ればいい。

 県道52号を行くと、いきなり大規模な山崩れの現場に突入。そこは仮復旧して通れるようになっていた。鉄板を敷き詰めた狭路で、対向車が来たらバックするしかない。幸いにも鉄板道路を走り抜けられたが、雪に降られなくてほんとうによかったと心底、思った。雪の鉄板道路は恐怖だ。

 県道52号で峠を越えた。これならば珠洲まで行けそうだと喜んだ。しかし珠洲までの間ではまたしても大規模な山崩れの現場を通る。すさまじい光景。土石に埋まった家もある。大岩が牙をむいて、路肩まで押し寄せている。その山崩れ現場を過ぎると、珠洲の中心街まで問題なく行けた。外浦の折戸から珠洲までの県道52号はかろうじて通れた。

折戸の県道28号と県道52号の分岐点。一発勝負で県道52号を行く

折戸の県道28号と県道52号の分岐点。一発勝負で県道52号を行く

県道52号の鉄板道路。大規模な崩落現場を行く

県道52号の鉄板道路。大規模な崩落現場を行く

岡田神社バス停の倒壊した家

岡田神社バス停の倒壊した家

すさまじい崩れ方。瓦礫の中に車が見える

すさまじい崩れ方。瓦礫の中に車が見える

山崩れの現場。崩れ落ちた土石が民家を飲み込んだ

山崩れの現場。崩れ落ちた土石が民家を飲み込んだ

崩れ落ちた大量の岩

崩れ落ちた大量の岩

崩れてくる土石を食い止めている

崩れてくる土石を食い止めている

珠洲の中心街にやってきた。ここは珠洲道路(県道12号)の野々江総合公園口の交差点。新道の珠洲道路沿いでは地震の被害はほとんど見られない

珠洲の中心街にやってきた。ここは珠洲道路(県道12号)の野々江総合公園口の交差点。新道の珠洲道路沿いでは地震の被害はほとんど見られない

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