2019年4月13日
火の山峠の展望台
三宅島の主峰、雄山を間近に見る「七島展望台」を下ると、島の北東部にある椎取神社へ。式内社の椎取神社には埋没鳥居が残されている。2000年の大噴火で埋もれた鳥居。参拝を終えると神社境内のジャングル探検だ。
椎取神社の近くから火の山峠を登っていく。峠上には展望台があるが、そこからは朝食の前に行った三七山やひょうたん山を見渡せる。火山島の三宅島を見るのには絶好の展望台。峠の案内板には次のように書かれている。
昭和15年7月と昭和37年8月の大噴火は緑に覆われた原生林であったこの一帯を一夜にして焼きつくし、真赤に燃えたぎった溶岩は谷間を火の河と化して流れ、遠く海を埋めた。
海辺に見える赤く焼けた美しい火口は、昭和15年7月の噴火により、一夜にして海中から噴き上げた山で、その名を「ひょうたん山」と呼ぶ。
この山の右手の小高い丘は、昭和37年8月の噴火により隆起し、その上に火山灰が降り積もってできた山で、その名を「三七山」と呼ぶ。
火の山峠から島の北岸に下り、伊豆岬へ。そこからは水平線上に浮かぶ伊豆七島の島々を見る。伊豆岬の四角い灯台は三宅島のシンボルで、三宅島紹介のポスターにもなっている。伊豆岬を最後にして伊ヶ谷港に戻り、三宅島の第3周目を終えた。