伊豆七島紀行[31]

2019年4月13日

太平洋に昇る朝日

 4月13日。この日はうれしい晴天。夜明けとともに坪田の民宿「新鼻荘」を出発し、朝食までの時間を使ってその周辺をまわった。

 太平洋の水平線に昇る朝日を見て、チョビデスさんと万歳。青空を背にした三宅島の主峰の雄山(775m)や、サタドー岬の灯台、太平洋上の「伊豆七島」の御蔵島などを見てまわり、最後は三七山の展望台に立った。そこからは海辺の火山のひょうたん山を見下ろした。この山は1940年の大噴火で誕生。活発な活動をつづける火山島の三宅島を象徴するかのような眺めだ。

夜明けの三宅島を走る
太平洋に昇る朝日
朝日に向かってチョビデスさんと万歳!
三宅島の主峰、雄山を見る
雄山をバックにして。チョビデスさんとのタンデム
サタドー岬にやってきた
断崖の上に立って御蔵島を見るチョビデスさん
三七山から海辺の火山、ひょうたん山を見下ろす
海辺のアシタバ畑
三宅島の中央部に聳える雄山

 三七山の展望台には案内板が立っているが、それには次のように書かれている。

 三七山は1962年の噴火で誕生したスコリア丘です。1962年8月24日22時20分、1時間あまりの小地震が続いたあとに、突然噴火が始まりました。噴火は海抜150〜200メートル付近の1ヵ所から始まり、数分後には火口が上下に広がり、上部は雄山の8合目付近に達した後、山腹から海岸付近まで火柱が並びました。「火のカーテン」です。20あまりの噴火口が新しく生まれ、噴火はおよそ30時間でおさまりました。火山噴出物の総量は2000万トンに達したと見積もられています。

 なお、「スコリア丘」というのは、スコリア(ガスの抜けた穴が多数ある軽石のうち暗黒色のもの)が火口の周辺に降り積もってできた丘のことだという。