2010年6月20日

台南の町歩き

 2010年6月20日5時、早朝の台南の町歩きを開始する。台南では台南運河沿いの「康橋商旅」に泊ったが、ホテル前の民生路を歩いた。早朝の民生路はまだ交通量も少ない。歩き始めてすぐに気づくのは、スクーター用のレーンがじつに広くとられていることだ。

 ホテルの近くには警察署があり、その前には何台かの白バイが停まっていた。それらはすべてスクーター。白バイではなく「白スク」か。

 歩道はまるで駐輪場であるかのように、スクーターが隙間無くズラリと並んでいる。台湾中のどこでも見られる光景だが、「スクーター大国」の台湾を強く感じさせる。

 早朝の台南歩きでは海福宮や神興宮、聚宋宮、済福宮を参拝したが、ちょっと歩いただけで何ヵ所もの寺社に出会う。台南だけでも200以上の寺社があるという。

 最後に台南運河沿いの小道を歩いた。鳳凰木の並木道。火炎樹ともいわれる鳳凰木だが、その名の通り真っ赤な花が咲き始めていた。

 台湾最古の都市の台南だけあって、台南運河も台湾最古の運河。このあたりがオランダと鄭成功軍の激戦地。台南のウォーターフロントといったところで、運河沿いには新しい高層ビルが建ち始めていた。

 1時間ほど歩いてホテルに戻ると朝食。この朝食前の町歩きは楽しいし、心に残る。これが「カソリ流」旅の仕方だ。「康橋商旅」を出発すると、台南運河を渡り、安平へ。「安平探訪」の開始だ。