能登半島を行く[74]

2024年6月12日 – 13日

伊勢にやってきた!

「きゃぷてんツーリング」の開始。8時に宝達志水町の「バイク市場きゃぷてん」を出発すると国道159号で金沢森本ICへ。そこから北陸道→名神→新名神→伊勢道と高速道を走り、15時30分、伊勢西ICに到着。伊勢神宮は内宮(皇大神宮)と外宮(豊受大神宮)から成っているが、伊勢西ICからは内宮へ。伊勢神宮公式の宿「神宮会館」に到着。今晩はここに泊るのだ。チェックインを終えると、我々はさっそく内宮前の伊勢を歩く。おかげ横丁では「ふくすけ」で「伊勢うどん」を食べ、内宮参道のおはらい町通りでは「赤福本店」で「赤福」を食べた。こうして伊勢名物を食べると「伊勢にやってきた!」という気分になる。

 さー、内宮だ。五十鈴川にかかる宇治橋を渡り、巨木が空を突く参道を歩き、内宮を参拝する。ここでは鳥居の前までしか写真は撮れない。

 伊勢神宮というと20年ごとの式年遷宮でよく知られているが、次回は2033年になる。内宮参拝で思ったことは、「今度の式年遷宮の時には、お伊勢参りをしよう!」ということだった。芭蕉も『奥の細道』で大垣(岐阜)にゴールすると、「伊勢の遷宮拝まんと、また舟に乗りて」、伊勢神宮に向かっていくのだ。

 ところでぼくは神奈川県の伊勢原市に住んでいるが、伊勢原の地名は伊勢神宮に由来する。伊勢神宮より勧請された大神宮が元和6年(1620年)、この地に創建された。伊勢原の大神宮は伊勢神宮と同じように内宮と外宮から成っている。内宮と外宮は隣り合っているが、内宮を参拝してから外宮を参拝する。

 伊勢神宮内宮の参拝を終えて宇治橋を渡ると、おはらい町通りを歩いた。おはらい町通り沿いの銀行や郵便局などは古風さを感じさせる造りの建物になっている。伊勢名物のへんば餅の店もある。県道32号の伊勢道路との交差点がおはらい町通りの終点。そこからは内宮おかげ参道の地下道を歩き、両側に展示されている「伊勢参宮道・おかげ参り抜け詣での図」を見た。

 神宮会館に戻ると、大宴会場で「きゃぷてんツーリング」参加者のみなさんとの楽しい夕食。食べながらおおいに飲み、おおいに語り合う。忘れられない伊勢神宮での一夜になった。「きゃぷてんさん、ありがとう!」