能登半島を行く[75]

2024年6月12日 – 13日

内宮の早朝参拝

 翌朝(6月13日)、「神宮会館」の職員の方が伊勢神宮内宮(皇大神宮)を案内してくれた。まだ参拝者のほとんどいない時間帯なので、我々が内宮を独占したような気分。神宮会館の職員の方は宇治橋や五十鈴川の御手洗場、斎館、神楽殿、外幣殿、御稲御倉、そして拝殿、本殿の正宮などを丁寧に説明してくれた。そのおかげで伊勢神宮がグッと身近なものになった。

 伊勢神宮内宮の早朝参拝を終えて神宮会館に戻ると朝食。そして9時に出発。まずは伊勢志摩スカイラインで鳥羽に向かう。その途中、朝熊(あさま)山展望台でVストロームを止めて大展望を楽しんだ。

 五十鈴川の河口が見える。その左には伊勢の市街地が広がり、宮川の河口も見える。

 朝熊山といえば「お伊勢参らば朝熊もかけよ。朝熊をかけねば片参り」といわれるほどで、伊勢参りには欠かせない。

 朝熊山は標高555mの北峰と標高540mの南峰から成る山で、志摩半島の最高峰になっている。山頂付近には臨済宗の金剛證寺があるが、伊勢神宮の鬼門を守る金剛證寺と伊勢信仰が結びつき、「お伊勢参らば朝熊もかけよ。朝熊をかけねば片参り」といわれるようになった。