賀曽利隆の200万キロへの道[49]
2026年2月2日
富士五湖から富士山を見た
冨士浅間神社の北口本宮の参拝を終えると、富士吉田の町中を走って金鳥居へ。この一帯はかつての御師町。富士信仰の最盛期には、通りに面して短冊状に御師の家が100軒近くも建ち並んでいたという。どこも間口が狭く、奥に細長く延びている。この御師たちが富士信仰を日本中に広めた。
富士吉田の金鳥居は御坂峠を越えて甲府盆地に下る国道137号と、籠坂峠を越えて御殿場に下る国道138号の起点になっている。さらに浅間大社のある富士宮から富士山西側の割石峠を越え、富士吉田から大月に通じている国道139号もここを通っている。3本の国道が交差する金鳥居は「富士山の十字路」だ。
金鳥居の交差点からは国道137号を行く。富士急行の富士吉田の駅は「富士山駅」。ここの食堂で「吉田うどん」を食べようとしたのだが、残念…、まだやっていなかった。
富士吉田から富士河口湖町の船津へ。その間は途切れることなく家並みがつづく。船津も富士信仰で栄えた町で、ここにも御師町があった。
河口湖の北側には河口浅間神社、河口湖の南側には富士御室神社がある。かつては船津口の富士登山道もあった。現代版富士登山道の富士スバルライン(県道707号)の起点は船津。富士急行の終点、河口湖駅も船津にある。大月駅と河口湖駅を結ぶ富士急行は、元々は富士信仰の登山者を運ぶためにつくられた鉄道なのだ。
船津から国道137号で河口湖の北側を行き、つづいて県道21号を走る。「湖北ビューライン」と名付けられた県道21号は絶景ルート。河口湖越しの富士山を見る。大石公園からもきれいな富士山を見る。
河口湖を離れ、西湖、精進湖からの富士山を見て本栖湖へ。ここでは国道300号の本栖峠(中之倉峠)まで登り、トンネル手前の展望台から富士山を見た。ここは富士山の絶好の展望台。富士五湖からの素晴らしい富士山を見たあとは本栖湖畔の食事処「本栖館」で昼食。甲州といえば「ほうとう」ということで、「信玄ほうとう」(1300円)を食べた。昨年の「富士山一周」でもここで「信玄ほうとう」を食べたが、何でもかんでも激しく値上がりしている中にあって、ここの「信玄ほうとう」は変わらずの値段だ。















