第3弾 白河
霊厳寺の松平定信の墓
白河の「深川江戸資料館」を見学したあとは霊厳寺に行く。ここには「江戸六地蔵」の第5番目がある。
案内板には次のように書かれている。
像の高さは2・73メートル。深川の地蔵坊正元が発願し、江戸市中から多くの賛同者を得て、江戸六地蔵の第五番目として、享保2年(1717年)ごろ建立されたものである。製作者は神田鍋町の鋳物師太田駿河守正儀。蓮台には数ヶ所湯の廻らなかったところがあり、造立銘文はこれを避けて刻まれている。また顔や肩などには金箔が残っている。
霊厳寺の境内の奥には、「寛政の改革」(1787年〜1793年)を成しとげた老中松平定信の墓がある。定信は陸奥白河藩第3代目の藩主で、江戸白河の地名は松平定信の墓があることに由来している。東京都の白河と福島県の白河は、松平定信でつながっているのだ。
霊厳寺から白河の交差点に戻ると、ラーメン店「山小屋」で「筑豊ラーメン」を食べ、「江戸探訪」の第3弾目を終えるのだった。