2025年5月23日

ひとりぼっちで千里浜にゴール

 能登半島突端の狼煙(のろし)を出発したのは14時40分。ここから県道28号→国道249号で輪島に向かう。能登半島地震でズタズタにされた日本海の海岸線ルートだ。

 まずは椿台の展望台でVストローム250SXを止め展望を楽しんだが、ここから先は長らく大崩落で通行止めになっていた。今は問題なく下っていけるので、日本海を右手に見ながら走る絶景ルートを楽しんだ。

 大谷で国道249号に合流。輪島方向は通行可だが、大谷峠から珠洲方向は通行止めのままになっている。

 大谷から曽々木までの間の国道249号の不通箇所はすべての迂回路が完成し、通れるようになっている。迂回路はいったん海岸に下り、海岸を通って行くというもの。

 曽々木では崩落した名所の窓岩を見る。

 曽々木から白米千枚田までの間の大崩落箇所も、海岸を通る迂回路で走り抜けられる。白米千枚田の半分くらいの田んぼには水が張られ、田植えは終わっていた。「稔りの秋を迎えられますように!」と祈りたくなるような光景だ。

 16時10分、輪島に到着。スタート地点の茅ヶ崎海岸から728キロ。道の駅「輪島」で小休止する。

 輪島からさらに国道249号を行く。総持寺の祖院のある門前までの間では中屋峠を越えるが、峠のトンネルは崩落したままの状態。「門前方向には通り抜けできません」の標示があるが、この間は峠越えの迂回路で中屋峠を越え、16時50分、752キロ地点の門前に着いた。ここでは「ファミリーマート」でジャムパンを食べ、「午後の紅茶」を飲んだ。

 門前を過ぎるとあとは問題なし。国道249号を走り、道の駅「赤神」、道の駅「とぎ海街道」、道の駅「ころ柿の里しか」、道の駅「のと千里浜」と止まり、ラリー帳にスタンプを押し、18時45分、千里浜にゴール。茅ヶ崎海岸から834キロだった。日没の19時までにはまだ15分の余裕があった。

「ひとりぼっちのSSTR」を終えると宝達清水町の「バイク市場 Captain」へ。

 中村社長夫妻とのうれしい再会。中村社長が取ってくれた宝達志水町の「ホテルウエルネス能登路」が今晩の宿。迎えにきてくれた中村社長夫妻と羽咋の「大山鮨」へ。乾杯を繰り返し、地魚の刺身、地魚の握りずしをいただいた。中村社長、御馳走さま!