2024年10月11日-13日

SSTR経由台湾紀行

 今回の「台湾紀行2024」はSSTRから始まった。

 10月11日5時、Vストローム250SXで伊勢原の自宅を出発。大磯漁港(相模湾)で日の出を迎えた。伊勢原に戻ると土山峠、牧ノ戸峠を越えて国道20号へ。大月ICで中央道に入ると、長野道の安曇野ICまで行き、そこから国道147号→148号で日本海に出た。糸魚川ICで北陸道に入り、金沢森本ICから国道159号→のと里山海道で千里浜にゴール。時間は17時。伊勢原から12時間、523キロだ。

 その夜は「ゲストハウス きち」(七尾市中島町)に泊った。オーナーの浅川まゆみさんや泊り客のみなさんと「SSTR談義」でおおいに盛り上がった。

 第2日目は6時30分に出発。和倉温泉に行き、まずは「総湯」(入浴料490円)に入った。湯から上がると、隣り合ったベーカリー「アンリス」の手作りパンを食べ、和倉温泉から能登島に渡り、島を一周して和倉温泉に戻った。

 次はのと鉄道だ。県道1号→国道249号でのと鉄道のと中島駅まで行くと、駅前にVストローム250SXを止め、のと鉄道に乗って終点の穴水駅まで行く。駅舎に隣り合った道の駅「あなみず」を見た後、駅近くの大宮神社を参拝。のと鉄道でのと中島駅に戻った。「のと中島駅~穴水駅」間の往復は1060円。心に残る楽しい鉄道旅。バイク旅の中に鉄道旅を折り込むのはいいものだ。

 田鶴浜(七尾市)から県道3号→国道249号で羽咋に戻るとSSTRの会場へ。14時を過ぎると、SSTR参戦のラーダーたちが次々にゴールする。カソリのトークショーは16時20分から。そのあと永遠のマドンナの三好礼子さん、風間さんと一緒に世界を駆けめぐった写真家の佐藤秀明さんが舞台に上がった。

 その夜は風間さんにすし店でご馳走になり、ちりはま温泉「ゆ華」に泊った。

 第3日目は8時に出発。能登一宮の気多大社を参拝し、羽咋に戻ると、「コスモアイル羽咋」でのイベント会場へ。大倉正之助さん(能楽師)による『鎮魂の鼓』の演奏、高橋誠さん(ディジュリド奏者)による『空への響き』の演奏には大感動。午後は千里浜のSSTRの会場に舞台を移した。

 カソリの出番は16時10分から。トークショーを終えたのは16時30分。さ~、ここからが勝負。みなさんに「このあとSXで台湾を走ってきま~す!」と言ってSSTRのステージを後にすると、間髪を入れずにVストローム250SXに飛び乗り、のと里山海道→国道8号で能越道へ。

 何としても24時までには伊勢原の自宅に帰り着きたい。すぐに台湾ツーリングの準備を整え、4時過ぎには家を出たい。羽田空港発の台北・松山空港行のBR(エバー航空)189便の出発時刻は10時50分だ。

 小矢部砺波JCTから北陸道に入り、上信越道→長野道→中央道と高速道を走り続けたが、この日は日曜日で中央道は大渋滞。そこで急きょルートを変更し、双葉JCTから中部横断道に入り、新東名→東名で大井松田ICへ。そこから国道255号→国道246号経由で新東名の新秦野ICへ。新東名の伊勢原大山ICに到着したのは24時15分。千里浜から656キロだった。

 猛烈な睡魔に耐え切れず、家に帰り着くと速攻で眠りに落ちた。2時間眠って3時30分には起き、すぐさま「台湾ツーリング」の準備を整え、台北に着いたらすぐにVストローム250SXに乗れるように「FIFTYーSIX」のウエアに着替え、ザックを背負い、アライの「CTZ」を手に持って家を出た。急げ、伊勢原駅へ。足早に歩き、5時前には小田急線の伊勢原駅に到着した。

「やったね~!」

4時55分に小田急線の伊勢原駅に到着