2025年5月30日
3台のVストロームで第2弾を開始する
5月30日4時30分、相模湾の大磯漁港の駐車場に3台のVストローム250SXが集結。『ツーリングマップル』編集長の舛木さんと『ツーリングマップル関東』担当の中村さん、それとカソリの3人。「SSTR2025」の第2弾目の開始だ。
あいにくの天気で雨が降っている。残念ながら朝日は見られなかったが、「よーし、行こう!」と大磯漁港を出発。中村さんが先頭を走ってくれるので楽だ。
新湘南バイパス→圏央道から関越道に入り、6時15分、高坂SAに到着。大磯から97キロ地点。冷たい雨に降られっぱなしだったので、ここで食べた一杯のラーメンに救われた。
9時には塩沢石打SAに到着。大磯から242キロ。新潟県に入ると雨は上がった。
塩沢石打ICで関越道を降りると国道353号で十二峠を越え、国道117号で十日町へ。道の駅「クロス10十日町」で小休止。道の駅の壁に描かれている縄文土器の火焔型土器はすばらしい。国宝に指定されていて、「十日町市博物館」に展示されているという。今度、見に行こう。
十日町からからは国道253号を行く。儀明峠を越え、12時、大磯から330キロ地点の直江津(上越市)に到着。直江津まで来ると、ホッとひと息つける。ありがたいことに天気は回復し、青空が見えている。
直江津からは国道8号を行く。道の駅「能生」で止まる。二輪の駐車場にはズラリとSSTR参戦のバイクが並んでいる。
道の駅「能生」の入口には、大相撲の力士たちの等身大写真が並んでいる。横綱大の里はひときわ目立つが、写真の4力士全員が能生にある新潟海洋高校の相撲部出身。すごいではないか。
ここで昼食。「かに飯」と「かに汁」を食べたが、能生のカニはうまかった〜!
能生ICで北陸道に入り、糸魚川、親不知を通過。新潟・富山県境の境川を渡り、富山県側の越中境PAで小休止。ここには芭蕉の『奥の細道』の句碑が建っている。
一つ家に 遊女も寝たり 萩と月
この句は境川をはさんで越後側の市振宿で詠まれたものだ。
越中境PAを出ると、一気にゴールの千里浜を目指すものとばかり思っていたが、富山を過ぎ、小矢部砺波JCTまで来ると、先頭の中村さんは東海北陸道に入り、南下するではないか。そのままフォローすると、福光ICで降り、南砺市の「セフレ」で止まった。「セフレ」か。まあいいか。
ここではお稲荷さんを買って食べた。やわらかなおいしいお稲荷さんだった。
さ〜、今度こそ千里浜だ。
福光ICに戻ると、東海北陸道→北陸道を走り、17時、金沢森本ICに到着。大磯から536キロ地点。ここから国道159号経由でのと里山道路に入り、道の駅「高松」で小休止。今浜ICでのと里山道路を降りて「なぎさドライブウエイ」を走る。きれいな夕日をみながらのビクトリーラン。
こうして我々は18時43分、千里浜にゴール。夕日が日本海の水平線に落ちていく。
ゴールするとすぐさま今晩の宿、中能登町のゲストハウス「結舎」へ。スーパーで食材を買い込むと、我々は歓喜の祝杯をあげるのだった。