2011年5月27日

早朝の行天宮を参拝

 2011年5月27日。夜明けとともに「康華大飯店(ゴールデンチャイナホテル)」を飛び出し、台北の町歩きを開始する。

 ホテル前の大通りの松江路にはまだ街路灯がついていたが、歩いているうちに消えていく。この夜明けのシーンがたまらない。

 大通りから裏道に入る。駐輪場にはズラズラズラッとスクーターが並んでいる。

 早朝の行天宮を参拝。前回も参拝したところだが、ここは関帝廟で「三国志」の英雄、関羽を主神としてまつっている。華々しいというか豪華絢爛の行天宮。早朝から商売繁盛を願って多くの参拝者がやってくる。関羽は初めて算盤と帳簿を使ったとのことで、三国志の英雄もいつしか商売の神になっている。

 松江路と交差する民権東路を歩き、そこからも裏道に入り、「錦州公園」を歩く。台北の公園は、どこもきちんと手入れが行き届いている。

 こうして1時間半ほど歩き、「康華大飯店」に戻ってきた。

「康華大飯店」の朝食を食べ、松江路を渡り、台鈴工業の本社ビルへ。そこでは董事長の黄さんや総経理の藤さんらが出迎えてくれた。まずは出発前のセレモニーで、みなさんと一緒に行天宮を参拝し、旅の安全を祈った。

 台鈴の本社ビルに戻ると、いよいよ「台湾往復縦断」の出発だ。社員のみなさんがスズキの小旗を振って見送ってくれる。「謝謝!!台湾」のフラッグをTEKKEN」のリアにくくりつけ、台鈴の本社前を走り出す。

 曽さんの乗るNEXが先導してくれる。そのあとをカソリのTEKKENをはじめ、台鈴のみなさんの乗るスクーターがつづく。李さんはサポートカーに乗っている。

 こうして台北から南へ、高雄を目指しての「台湾往復縦断」の「往路編」が始まった。