2024年10月15日
台湾秘境之旅。いざ、出発!
10月15日。6時に起きると、すぐに松江路を歩く。「Kホテル(柯達大飯店)」の隣が前夜祭で台湾料理をご馳走になったレストランの「邊田庄」。それに隣り合って「セブンイレブン」がある。30分ほど歩いて「Kホテル(柯達大飯店)」に戻ると朝食だ。
8時には台鈴工業の岡崎さんが車で迎えに来てくれた。「台湾ツーリング」の出発点は台鈴工業の平鎮工場で桃園市にある。桃園までの車中では岡崎さんから台湾や中国のいろいろな話を聞いた。岡崎さんはスズキでも有数の中国通。台北をとり囲む山並みを越え、平野に出ると桃園だ。ここには国際空港がある。高速道路を降り、桃園郊外の台鈴の平鎮工場に到着した。
台鈴の平鎮工場にはすでに「台湾ツーリング」の参加者全員が集合していた。10台のVストローム250SXと3台の台鈴製スクーターのSUI、それと3台のサポートカー。カソリ号のSXは真っ新な新車で走行距離は000002キロ。色は日本で乗っているのと同じイエロー。10台のうち4台には台湾メディアの人たちが乗る。「時代が変わったな」と思わせたのは、4人のメディアの皆さんはバイク誌ではなく、全員がウエブをやっている人たちなのだ。
9時、出発の儀式が始まる。工場前に設けられた行天宮の祭壇に参拝(三拝)し、旅の安全を祈願したあと、台鈴工業董事長の黄教彰さん、副董事長の黄教信さん、総経理の岡崎淳さんのトップ3を始めとして、台鈴工業の皆さん方と、カソリポーズの「行くぞ!」の雄叫びを上げる。台鈴のトップ3のうち、副董事長の黄教信さんは全行程をスズキのジムニーに乗って同行してくれるという。
9時30分、台鈴の平鎮工場を出発。先導してくれるのは謝佳亨さん。カソリは謝さんの後ろについて2番目で走る。平鎮を出ると、一気に台湾山中に入り、狭路の急カーブ、急勾配が連続する山道を行く。さすが「台湾秘境之旅」だけのことはあって、今までの3度の「台湾ツーリング」とは違う秘境度満点のルートだ。
大渓近郊の展望地で休憩し、有木の食堂「有木饗庁」で昼食。食堂に入ってびっくり。そこにはカソリの横断幕が掲げられていた。昼食では鯉料理や鶏肉料理など次々に出てくる台湾料理を食べたが、山中の食堂とは思えない味の良さ。円卓を囲んで皆さんと一緒になって食べる台湾式の食事は楽しい。山登りの一団もそのあとやってきたが、大にぎわいの「有木饗庁」だ。