伊豆七島紀行[28]

2019年4月12日

三宅島に上陸!

 4月12日。4時45分、東海汽船の「橘丸」は三宅島西海岸の伊ヶ谷港に到着。雨が降っている。三宅島にはこのほか錆ヶ浜港、三池港の3港があるが、その日の風向きや波の高さで入港する港が決まる。

東海汽船の「橘丸」、三宅島に到着!

 乗客が下船し、我々のバイクの入ったコンテナが下ろされると、「橘丸」は次の寄港地の御蔵島に向けて出港していった。

2台のバイクが入ったコンテナ

 三宅島に上陸して、感無量だ。

三宅島の伊ヶ谷港に立つ!

 というのは「島めぐり日本一周」(2001年〜2002年)の時には、島の主峰、雄山の噴火で三宅島は全島避難をしていた。船も寄港しないので、「また、いつの日か、来よう!」という気持ちで遠ざかっていく島影を見たものだ。

「一日も早く、三宅島の火山噴火が終息し、島民のみなさんが島に戻れますように!」
 と心より願った三宅島だった。

 あれから18年がたった。

 雨具を着て伊ヶ谷港を出発。カソリのVストローム250とトドデスさん&チョビデスさんのセロー250で「三宅島一周」を開始。ほぼ円形の三宅島を反時計回りでまわる。

 まずは阿古地区へ。阿古漁港と東海汽船の錆ヶ浜港は隣り合っているが、ここには三宅島の観光協会がある。三宅島の観光情報を仕入れて、坪田地区の民宿「新鼻荘」へ。

ここは阿古漁港

 ここは今晩の宿だが、チョビデスさんが事前に連絡して、朝食を食べられるようにしておいてくれた。ありがたい。ご飯と味噌汁、塩ジャケ、納豆、玉子焼き、煮物、黒豆、海苔、漬物、それとアシタバの茎の朝食をいただいた。

坪田の民宿「新鼻荘」
桜の花が咲いている
「新鼻荘」に掲げられた絵
民宿「新鼻荘」の朝食をいただく
緑濃い庭を見ながらの朝食!