2018年12月21日

冬至の日の出は「初日の出」

 12月21日。東海汽船の「橘丸」は4時40分、三宅島に到着。20分後に出港したが、次の御蔵島は波が荒く、接岸できないということで欠航。御蔵島ではよくあることだという。

「橘丸」、三宅島に到着

 7時00分、水平線上に朝日が昇る。冬の遅い日の出。

 この日は冬至で、一年で一番遅い時間の日の出ということになる。日が高くなるにつれて太平洋はキラキラと光り輝く。

太平洋に昇る朝日

 ぼくは冬至が好きだ。秋から冬にかけて、どんどんと日が短くなり、やっとという感じで冬至を迎える。どん底から這いあがっていくような気分で、「明日から日が長くなる!」と思うとやる気が出るし、すごくうれしくなってくる。

 冬至は元旦のようなものだ。この日を境にして、すごく気持ちが切り替わる。冬至の日の出は「初日の出」といっていい。

 前方に見えている八丈島が大きくなってくる。八丈島と八丈小島が並んでいるように見える。八丈島の八丈富士は円錐形のきれいな形をしているが、八丈小島も似たような形で、2つの火山はまるで競い合っているかのようだ。ちなみに八丈富士は854m、八丈小島は616mだ。

八丈島が見えている
八丈島の八丈富士(左)と八丈小島

「橘丸」は八丈島に近づくと、東海岸を南下し、8時30分、底土港に入港。Vストローム250の入ったコンテナが下され、岸壁で引き取った。ここからはチョビデスさんとのタンデムだ。

八丈島の底土港に到着
「橘丸」、底土港に接岸
コンテナに積まれたVストローム250
さー、チョビデスさんとのタンデム開始