賀曽利隆の200万キロへの道[52]

2026年2月4日

東京湾フェリーで房総へ

 2月4日4時15分、伊勢原を出発。今日は立春。春になった!

 平塚から国道134号→逗葉道路→横横(横浜横須賀道路)で久里浜へ。

 5時30分、久里浜港に到着。6時20分発の東京湾フェリー「かなや丸」に乗った。房総半島の金谷港まで40分の船旅だ。

 船内で「おにぎりセット」(400円)を食べてひと眠り。15分寝が気持ちいい。

 7時、金谷港に到着。

 金谷からは国道127号で内房海岸を南下する。すぐに上総・安房国境の明鐘(みょうかね)岬のトンネルを抜ける。そこでVストローム250SXを止めて明鐘岬を見る。

 ところで房総半島の「房総」は北の「総」と南の「安房」の合成語。総は上総と下総の2国に分国されたが、南は安房一国。鋸山から清澄山へとつづく房総丘陵が房総国境になっている。上総から安房に入ると日の光は強くなり、山々の緑は濃くなり、潮の香が漂ってくる。

 館山からは館山湾沿いの県道257号を走り、房総半島南西端の洲崎へ。ここは大きな境目。東京湾の「内房海岸」と太平洋の「外房海岸」を分けている。岬の展望台から三浦半島、伊豆半島、伊豆大島、富士山を眺めた。

 洲崎から近くの洲崎神社へ。ここは安房一宮。急な石段を登って拝殿へ。社殿裏手の御手洗山は斧のまったく入っていない自然林。山の下半分のシイや上半分のヒメユズリハなどを中心とした照葉樹林が濃い緑をつくり出している。この御手洗山は千葉県でも一番といっていいほどの自然林の残る山なっている。