伊豆七島紀行[05]

2018年12月13日

ヒッチハイクで三浦港へ

 12月13日、キンメの干物つきの朝食をいただき、民宿「丈栄丸」を出発。

神津島の民宿「丈栄丸」の朝食

「村落」のパン屋さんの「藤屋ベーカリー」で船内で食べるお昼用のパンを買い、物忌奈命神社を参拝し、前浜の神津島港に行く。すると今日の「さるびあ丸」の出港は、多幸湾の三浦港に変更されたという。三浦港までは5キロほどある。

「村落」の「藤屋ベーカリー」でパンを買う
「村落」から天上山を見る
物忌奈命神社の参道
物忌奈命神社を参拝

 三浦港への道を急いだ。「さるびあ丸」の出港は10時30分。その間の峠越えがきつい。このままでは船に間に合わないと焦り出す。

 このままでは「もう、無理だ」と判断し、
「ヒッチハイクしよう!」
 とチョビデスさんにいうと、OKしてくれた。

 ヒッチハイクを開始すると、ほとんど待つこともなく、最初に来た車に乗せてもらえた。途中の農園まで行く車だったが、わざわざ我々2人を三浦港まで送ってくれたのだ。神津島のみなさんの心やさしさにふれる思いがした。

 こうして神津島東岸の幸多湾の三浦港まで行くことができ、10時30分発の竹芝桟橋行の「さるびあ丸」に乗船することができた。

ヒッチハイクして三浦港に到着
天上山の湧水を飲む
竹芝桟橋行の「さるびあ丸」に乗船する

 幸多湾からの眺めはすごい。神津島の最高峰、火山の天上山を間近に見られる。岩肌がむき出しになった荒々しい山の姿。天上山の火口内には「表砂漠」と「裏砂漠」があるのだ。目を海側に向けると、三宅島、御蔵島、八丈島が見える。それは新たな「伊豆七島」の島旅を誘うかのような眺めだった。