鵜ノ子岬→尻屋崎[032]

東北縦横断(1)2011年8月27日 – 31日

太平洋岸復興の大きな力

 8月27日から8月31日までは、東北縦断ルートの国道4号から太平洋岸へ、何本もの東北横断ルートを走った。題して「東北縦横断」。バイクはスズキのビッグボーイだ。

 第1本目は国道289号で、白河から勿来(いわき市)まで走った。終点の勿来で国道6号に合流するが、国道289号沿いでは大津波の被害はまったく見られなかった。

 2本目は国道49号で、国道6号との分岐から郡山までを走った。この国道49号もまったく大津波にはやられていない。途中の「長沢峠ドライブイン」で「とんかつ定食」(950円)を食べたが、ドライブインも営業していた。

 福島駅前の「東横イン」に泊り、翌日は第3本目の国道115号で相馬へ。峠を越えて相馬市に入り、バイパスで国道6号との交差点に到着。ここまでが国道115号になるが、国道115号沿いにはまったく大津波の被害は見られない。相馬の町中の食事処「白龍」で「ほっき飯定食」(1000円)を食べた。

 相馬からは第4本目の国道113号を行く。大沢峠を越えて宮城県に入り、丸森、角田を通って白石まで走ったが、国道113号沿いでも大津波の被害はまったく見られなかった。白石では国道113号沿いの「奥州街道うーめん番所」で「冷やし葛粉うーめん」(840円)を食べた。

 国道4号の古川(大崎市)からは第5本目の国道108号で石巻に向かった。広々とした水田地帯がつづくが、日本の穀倉地帯は健在だ。石巻の市街地に入り、国道45号との交差点に到着。ここが国道108号の終点になるが、国道118号沿いでも大津波による被害はまったく見られない。

 石巻からは第6本目の国道342号を行く。途中までは国道45号との重複区間。道の駅「上品の郷」の温泉「ふたごの湯」に入る。その先の国道45号は大地震で大崩落し、通行止。柳津までは迂回路を行く。柳津からは国道342号単独のルート。北上川沿いに走る。県境を越えて岩手県に入り、一関に到着。一関駅前の「東横イン」に泊った。

「石巻→一関」間の国道342号沿いでも大津波による被害はまったく見られなかったが、大津波による被害をまったく受けなかったこれらの東北横断ルートは太平洋岸復興の大きな力になった。