2024年3月11日 – 14日

復興が進む女川をひと回り

 牡鹿半島の中心地、鮎川に到着。東日本大震災の大津波に直撃された鮎川の町は壊滅した。港もやられ、金華山への観光船も運航を停止した。鮎川の復興は遅れ、惨憺たる状態が長くつづいた。

 鮎川は見捨てられるのではないかと思ったほどだが、町の復興が始まると漁港は整備され、金華山への観光船の運行も再開され、網地島、田代島への船も出るようになった。

「ホエールタウンおしか」は金華山や網地島、田代島への船旅のターミナルで、新しい牡鹿半島ビジターセンターや鯨博物館の「おしかホエールランド」も完成している。

 鮎川は捕鯨で栄えた町。ここでは屋外で展示されている捕鯨船を見ることができるし、「ホエールタウンおしか」内のレストランでは鯨肉料理を食べることができる。

 復興途上の鮎川の町を後にすると、牡鹿半島南端の御番所公園へ。風光明媚な御番所公園への道からは網地島が大きく見える。田代島も見える。御番所公園に着くとSX250を駐車場に止め、目の前に浮かぶ金華山を見る。金華山は万葉集でも詠まれた黄金伝説の島。鮎川港のほかに女川港からも船が出ている。

 牡鹿半島南端の山鳥渡からコバルトラインを北上して女川へ。人気のワインディングルートで牡鹿半島の稜線上を行く。女川町に入り、大六天展望台からは女川湾を見下ろし、女川港から船が出ている出島を見る。

 コバルトラインから国道398号に入り、女川の中心街へ。復興が進む女川の町をグルリとひと回りしたあと、石巻に戻った。