2024年6月10日 – 11日

「なぎさドライブウェイ」を走った

 のと鉄道の能登中島駅前から国道249号を南下し、田鶴浜で能登半島横断の県道3号に入っていく。のと里山海道の徳田大津ICを過ぎたところが七尾市と志賀町の境の峠。峠上に民家が見られるようなゆるやかな峠だ。

 志賀町に入り、長い坂を下り、志賀町の南側の中心地、高浜に到着。国道249号に合流すると、道の駅「ころ柿の里しか」でVストローム250を止めてひと息入れた。

 高浜からは国道249号を南下。羽咋市に入ると、能登一宮の気多大社を参拝し、千里浜からSSTRのゴールシーンを思い浮かべながら「なぎさドライブウェイ」を走った。宝達志水町に入ると浜辺の「かどや」で名物の「焼きはまぐり」を食べた。

 最後は能登半島最高峰の宝達山(637m)だ。山頂までバイクで行ける。ここには式内社の手速比咩(てはやひめ)神社が祀られていた。予期していなかったので大喜びするカソリ。能登の式内社めぐりで一番最初に行ったのが宝達山の麓の手速比咩神社だったからだ。山頂は上社で、山麓は下社になるという。

 宝達山山頂からの大展望を目に焼き付けたところで山を下り、国道159号沿いの「バイク市場きゃぷてん」へ。中村社長と奥様に会う。明日からは「きゃぷてんツーリング」で参加者のみなさんと一緒に伊勢志摩に行くのだ。

 今晩の宿は宝達志水町の「ウエルネス能登路」。駐車場には各県警の災害支援のパトカーが何台も止まっていた。ここは災害支援活動をしている警察官のみなさんの宿になっていた。チェックインを終えたときのことだ。広島県警の警察官の方から「カソリさんですよね。ぜひともサインしてください」と声をかけられた。ビックリしたが、喜んで「生涯旅人!」のサインをさせてもらい、ガッチリと握手をかわした。

「ウエルネス能登路」の大浴場の湯から上がると、「バイク市場きゃぷてん」の中村社長夫妻が来てくれた。お二人には羽咋の回転ずし「まぐろや」に連れていってもらい、さんざんご馳走になった。生ビールで何度も何度も「乾杯!」を繰り返すのだった。