みなさ〜ん、あけましておめでとうございます!

 ぼくは今、「式内社めぐり」をおもしろがっています。式内社とは平安時代の『延喜式神名帳』に記載されている神社のことです。その数は2861社。論社と合わせてまわっています。

 2021年に「東北編」、2022年に「関東編」と、式内社めぐりの「東日本編」を終えました。昨年(2023年)からは「西日本編」です。旧国ごとにまわっていますが、「伊豆国」から開始しました。伊豆は伊豆半島と伊豆七島から成っていますが、まずは伊豆半島の式内社と論社の37社をまわり、つづいて伊豆七島の30社をまわり始めたのです。ところがこれが難関、なかなか思うようにはまわれません。バイク積み込みの何日も前からの予約が必要だし、海が荒れれば欠航にになるし、条件つきの出港もよくあることです。

 それでも伊豆大島、利島、新島、式根島、神津島の式内社と論社をなんとかまわり終え、今年(2024年)は三宅島、御蔵島、八丈島をまわる予定にしています。八丈島からはぼくにとってはまだ未踏の島、青ヶ島に渡りたいと思っています。

「西日本編」は初っ端の「伊豆国編」で四苦八苦していますが、西日本の式内社は東日本とは比べ物にならないくらい数が多いので、すべてをまわり終えるのは至難の業です。これから先、何年かかるかわかりませんが、すべての式内社、すべての論社をまわろうと思っています。

伊豆七島の式内社めぐり

 2024年版の『ツーリングマップル東北』の実走取材では、Vストローム650とVストローム250で17000キロを走りました。その中での旅ページ「賀曽利が駆ける 2024」は山王峠から六十里越への『奥会津周遊の旅』です。巣山悟カメラマンの素晴らしい写真の数々をぜひとも見てください。発売は2〜3月です。

 昨年(2023年)の締めは「青春18きっぷ」を使っての「東北一周・鉄道旅」でした。東京から太平洋側を青森へ、函館まで足を延ばし、青森からは日本海側を南下。最後は新潟から磐越西線→磐越東線でいわきへ。列車が止まるような大雪に見舞われました。

青春18きっぷでの東北一周

みなさん、今年もおおいに走りまくりましょう〜!

 我が相棒のVストローム250の走行距離が22万5000キロになりました。バイクでの全走行距離は183万4908キロになりました。目標は地球50周分の200万キロです。みなさんの旅の安全を心より願うのと同時に、2024年がより良い年になりますよう祈っています。

2024年1月1日
賀曽利隆