みなさん、あけましておめでとうございます。
昨年は関東の「式内社めぐり」をしました。相模から始めて、下総、上総、安房の房総3国、武蔵、上野、下野、常陸と旧国ごとにまわりました。武蔵の一部がまだ残っていますが、関東のほぼ全部の式内社めぐりを終えることができました。バイクを走らせての神社めぐりはおもしろいですよ。式内社めぐりをすると、それぞれの国がよくわかってきます。一昨年の東北編、昨年の関東編でもって「東日本編」は終了。今年からは「西日本編」になります。
中部編の式内社めぐりは伊豆国から始めますが、伊豆は伊豆半島と伊豆七島から成っています。伊豆七島は現在は東京都ですが、その名の通り、旧国でいうと伊豆国になります。伊豆七島の島々にはかなりの数の式内社があります。ということで、2023年の新春ツーリングは伊豆七島の「島めぐり」になります。すでに伊豆大島は昨年(2022年)の12月に島を一周し、3社の式内社をめぐりました。式内社は全国に3000社近くありますが、これから先、何年かかるかわかりませんが、すべての式内社をまわろうと思っています。
昨年の『ツーリングマップル東北』の実走取材では、Vストローム250とSV650で「東北横断」ルートを走りました。太平洋から日本海へ、日本海から太平洋へと、奥羽山脈の峠を越える東北横断はおもしろいですよ。その結果、全部で19本の東北横断ルートを走りました。
「東北横断」にひきつづいて、紅葉の季節に「東北縦断」ルートを走りました。青森を出発点にして国道103号で八甲田、奥入瀬渓流、十和田湖、発荷峠の素晴らしい紅葉を眺め、つづいて八幡平アスピーテラインで八幡平を越えました。ここまでが北東北編。つづいての南東北編では鳴子峡を皮切りにして、蔵王エコーライン、磐梯吾妻スカイライン、阿武隈川源流、駒止峠、六十里越の紅葉を満喫しました。
みなさん、今年もおおいに日本中を走りまくりましょう。我が相棒のVストローム250の走行距離は19万660キロ。新年早々に20万キロを達成させたいと思っています。みなさん方の旅の安全を心より願っています。
2023年がより良い年になりますように!
2023年1月1日
賀曽利隆