2020年10月29日

島後から島前へ

 10月29日5時30分、島後北部、中村の民宿「浜田屋」を出発。中村にある美保神社を参拝。SV650を走らせ、国道485号で西郷に向かう。その途中、隠岐一宮の水若酢神社を参拝し、隠岐国分寺と牛突きのモウモウドームに立ち寄り、隠岐総社の玉若酢命神社を参拝した。玉若酢命神社には樹齢2000年といわれる杉の巨木、「八百杉」がある。

 島後の中心地、西郷に戻ったのは8時20分。隠岐汽船のフェリー「しらしま」に乗船する。出港5分前には銅鑼が鳴り、5色のテープが飛びかう中、フェリー「しらしま」は8時30分に西郷港を出港した。

 島後から島前へ。

 島前に入ると波静かな穏やかな海になる。

 9時40分、中ノ島の菱浦港に到着。ここで下船し、中ノ島をまわる。隠岐神社を参拝したあと、北部の明屋海岸まで行った。そこから南下。御波の展望台からは「島前カルデラ」を見た。

 ここまで走ってきた道は島前カルデラ外輪山の尾根道で、対岸の西ノ島の焼火(たくひ)山がその中心となる中央火口丘だという。島前は中ノ島、西ノ島、知夫里島の3つの島から成っているが、元々は巨大火山で、ひとつの島だった。御波の展望台から中ノ島最南端の木路ヶ崎へ。そこには灯台が立っている。

 木路ヶ崎から菱浦港に戻ると、フェリー「どうぜん」で西ノ島の別府港に渡った。港前の食堂「磯四季」で昼食。「うどん定食」と「馬タンの塩焼き」を食べた。馬タンでパワーをつけたところで西ノ島をまわる。

 まずは後醍醐天皇の黒木御所址へ。

 後醍醐天皇は元弘2年(1332年)、隠岐に流され、この黒木御所で1年を過ごした。その後、隠岐脱出に成功し、伯耆の船上山へ。その翌年、「建武中興」を達成させた。ということで黒木御所は建武中興発祥の地といわれている。

 別府から西ノ島の中心の浦郷へ。隠岐一宮の由良比女神社を参拝し、日本有数の海岸美を誇る国賀海岸を見てまわる。赤尾展望所は国賀海岸を一望する絶景ポイントだ。

 国賀海岸から別府港に戻ると、15時45分発の隠岐汽船のフェリー「おき」に乗船。17時55分に七類港に着くと国道465号→国道431号→国道9号で鳥取へ。JR鳥取駅前に到着したのは20時15分。「東横イン」に泊まり、鳥取駅前の食堂「浜市」で夕食にする。生ビールを飲み干した後は「和定食」を食べたが、アジの刺身とカサゴの煮魚つきのこの和定食はよかった。