2017年10月14日

70代編日本一周中

「SSTR2017」は2017年10月14日と15日に開催されたが、その時ぼくは「70代編日本一周」の最中だった。ということで、この年は変則的な参戦となった。

 10月14日は日本一周の第44日目。Vストローム250で、日本橋を出発してからすでに11684キロを走っていた。

 6時に富山駅前の「東横イン」を出発。カソリのゼッケンの100番を貼って走り出す。富山駅前から富山の中心街を走り抜け、神通川を渡り、県道44号で呉羽丘陵のゆるやかな峠を越えた。呉羽丘陵は富山県の大きな境目だ。

 神通川西岸にナマコが横たわったような形で延びる呉羽丘陵は、昔から越中を2分し、この丘陵の東は「呉東(ごとう)」、西は「呉西(ごせい)」といわれてきた。同じ富山県内でも、呉東は東日本的、呉西は西日本的な世界になる。このような境目というのはじつにおもしろい。

 同じ北陸だと、福井県の武生と敦賀の間の大山塊を境に、武生、福井側が嶺北、敦賀側が嶺南と呼ばれ、嶺南と嶺北は何かというと比較される。富山県でも同様で、呉東と呉西はすぐに比較される。

 呉西の中心の高岡からは氷見を通って国道160号を北へ。9時には富山・石川の県境に到達した。