2016年9月18日

雨の雨晴海岸と名物タラ汁

「SSTR2016」の第2日目。「ちりはまホテルゆ華」の朝湯に入り、朝食を食べ、8時に出発。ザーザー降りの雨だ。SSTRの会場は千里浜の特設ステージから、急きょ羽咋市内の「コスモアイル羽咋」に移され、多聞恵美さんの司会でカソリと風間深志のトークショーを終えた。

 SSTRの様々なイベントが終了したのは12時30分。すぐさま羽咋市内の「ココス」に駆けつける。そこでは「バイク市場きゃぷてん」の中村社長夫妻や常連客が待ち構えてくれていた。みなさんとの楽しい食事会を終え、13時30分に羽咋を出発した。

 国道415号で熊無峠を越えて富山県に入ると、氷見からは雨晴海岸を行く。絶景の雨晴海岸だが、ぶ厚い雨雲が垂れ込め、対岸の立山連峰は見えなかった。

 伏木では越中の一宮、気多神社を参拝し、高岡の町に入っていく。ここではもう1社の越中一宮の射水神社を参拝。越中の一宮にはそのほか高瀬神社と立山山頂の雄山神社がある。高岡は「高岡銅器」で知られている。日本各地の梵鐘は高岡で製造されたものが多い。そのシンボル、「日本三大大仏」の高岡大仏を見ていく。

 高岡からは国道8号で富山を通り、新潟県境に近い越中宮崎へ。国道8号沿いには「名物タラ汁」の看板を掲げた店が何軒か並んでいるが、そのうちの「金森ドライブイン」に入った。タラの頭をとり、内臓を取り出し、タラコと肝を別にしたタラをぶつ切りにし、コンブでダシをとった汁に味噌で煮込み、ネギを入れたのがタラ汁。この素朴な味わいの汁がうまいのだ。脂ののった富山湾産タラの白身と越中味噌が混じり合い、絶妙の味をつくり出している。

 境川を渡って新潟県に入ると、糸魚川ICから高速道にのる。北陸道→上信越道→長野道→中央道→圏央道と走り、東名の厚木ICへ。伊勢原の我が家に着いたのは23時40分。羽咋からの復路は573キロ。往復1157キロのVストローム650を走らせての「SSTR2016」だった。