2024年10月28日

三方五胡周遊道路を行く

 10月28日5時、「湖上館PAMCO」を出発。「三方五胡周遊道路」で三方五湖をめぐるのだ。

「さー、行くぞ、SXよ!」

 まずは水月湖(すいげつこ)。湖畔の狭路を行く。道路沿いには梅林がつづく。早朝から梅林の手入れをする人の姿をを見る。

 水月湖の北端まで行くと、水月湖から日向湖(ひるがこ)に流れる嵯峨隧道の水路を渡る。この嵯峨隧道は昭和9年(1934年)の完成だという。日向湖は日向運河で若狭湾とつながっている。

 次に水月湖(すいげつこ)と久々子湖(くぐしこ)をつなぐ浦見川を渡る。この浦見川は寛文元年(1661年)に行方九兵衛が開削したという。久々子湖は早瀬川で若狭湾とつながっている。

 三方五胡に突き出た小半島にある紅岳島温泉への道との分岐を過ぎると、菅湖(すがこ)の湖畔を走る。菅湖では多くの鳥が見られるとのことで、湖畔には「菅湖野鳥観察舎」がある。

 菅湖と三方湖をつなぐ水路、堀切沿いの狭路を走り抜け、三方湖の湖畔を走ると道の駅「三方五胡」に出る。そこから「湖上館PAMCO」に戻った。

 3日目にして、初めて「湖上館PAMCO」の朝食をいただいた。天気は崩れ、雨が降り出したが、雨の水月湖を見ながら食べる朝食は美味だった。

 8時30分、『若狭湾風遊騎』を主催する田辺一彦さん、若狭路活性化研究所の中川晴菜さんに見送られて「湖上館PAMCO」を出発。若狭三方ICで高速道に入り、舞鶴若狭道→北陸道→上信越道→長野道→中央道→圏央道→新東名とVストローム250SXを走らせ、17時30分、伊勢原大山ICに到着した。「湖上館PAMCO」から708キロだ。

 我が家に帰り着くなり、「若狭探訪」は、これからも続けようと心に決めた。「若狭」は見所満載。食べ歩きにも最適なのである。