2018年12月13日
黒潮を越えて東京湾へ
新島には「島めぐり日本一周」(2001年〜2002年)の時に来た。スズキの50ccバイク、SMX50でまわったのだが、2000年の大地震の直後のことだった。
新島は南北に細長い島で、北端の集落、若郷まで行った。震度6強の大地震で集落を取り囲む山の山肌は大きく崩れていた。道路も寸断され、しばらくの間は新島の中心地の本村まで、船で渡っていたという。
そんな20年前の新島を思い浮かべながら、「ここにもまた来よう!」と、思うのだった。「伊豆七島」への夢が広がる。
11時58分、「さるびあ丸」は新島を出港。細長い新島を見ながら進み、島の北端の根浮岬を通過する。次の利島との間には鵜渡根島がある。今は無人島だが、かつては人の住む島で、新島村に属している。
鵜渡根島を過ぎると、円錐形のきれいな形をした利島が大きく見えてくる。火山島で最高峰は宮塚山(507m)。利島も海が荒れると、欠航になることが多いが、この日は無事に接岸できた。利島到着は13時11分。次の伊豆大島到着は14時08分。ここでは神津島の「藤ベーカリー」で買ったパンを食べ、昼食にした。「藤ベーカリー」のパンはおいしかった。どれもオススメの味。
「さるびあ丸」が伊豆大島を出港すると、
「あー、終わってしまった」
という寂しさに襲われるのだった。
「さるびあ丸」は黒潮を越えて東京湾に入っていく。浦賀水道を通り抜け、横浜沖を通って19時、竹芝桟橋に到着。さー、次は八丈島だ!