カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記

ジクサー150分割日本一周[80]

投稿日:2020年9月2日

九州一周編 28(2017年4月24日)

阿蘇へ

熊本から国道57号で阿蘇へ

熊本から国道57号で阿蘇へ

国道57号はこの先で通行止になるのでガラガラ

国道57号はこの先で通行止になるのでガラガラ

国道57号はここで通行止

国道57号はここで通行止

 熊本からは国道57号で阿蘇へ。

「ジクサーよ、行くぞ!」

 大津まで来ると、大半の車は左折して、迂回路のミルクロードに入っていく。九州横断の幹線の国道57号は、阿蘇の手前で通行止になっているのだ。

 大津を過ぎると、国道57号はガラガラ状態になる。

 国道57号は阿蘇外輪山の立野の手前で通行止。そこからは迂回路で立野駅まで行く。ここはJR豊肥本線と南阿蘇鉄道の駅。JR豊肥本線は立野駅からスイッチバックで阿蘇外輪山を越える。南阿蘇鉄道は立野駅が始発で南阿蘇の高森まで通じている。

 熊本地震の影響で、JR豊肥本線も、南阿蘇鉄道も運休中だ。
(JR豊肥本線は2020年8月8日に全線開通)

 立野は阿蘇外輪山の割れ目。ここはすごいところで、鉄道も国道もこの割れ目を通って阿蘇カルデラに入っていく。

 これから行く肥後の一宮、阿蘇神社の案内板には、次のように書かれている。

古い昔の事ですが、この阿蘇谷は満々と水をたたえた湖水でありました。阿蘇大神の健磐龍命は湖水の水を切って落とし、美田を開き、農耕の道を教え、国土の開拓に尽くされました。

 その案内板のとおりで、大古の昔の阿蘇は大カルデラ湖の阿蘇湖だった。阿蘇湖の水は阿蘇外輪山の一番弱いところを突き破って流れ出た。その地点が立野なのである。

 健磐龍命伝説では最初は阿蘇外輪山の二重ノ峠あたりを蹴破り、湖水を流し、肥沃な農地に変えようとした。それが失敗に終わり、次に立野にねらいを定めたのだ。

 熊本と大分を結ぶJR豊肥本線は立野駅を出ると、スイッチバックで阿蘇カルデラを登っていくが、立野駅は標高277メートル、次の赤水駅は標高465メートル。188メートルの標高差を登っていくことになる。

熊本地震の影響で阿蘇はあちこちで通行止立野駅にやってきた。ここは南阿蘇鉄道のホーム立野駅は熊本地震の影響で休業中。人一人いない

熊本地震の影響で阿蘇はあちこちで通行止 立野駅にやってきた。ここは南阿蘇鉄道のホーム 立野駅は熊本地震の影響で休業中。人一人いない

シーンと静まり返った立野駅立野駅のJR豊肥本線のホーム立野駅の案内板

シーンと静まり返った立野駅 立野駅のJR豊肥本線のホーム 立野駅の案内板

熊本地震の1年前

熊本地震前の立野駅。こちらはJR豊肥本線(熊本地震以前撮影)

熊本地震前の立野駅。こちらはJR豊肥本線
(熊本地震以前撮影)

熊本地震前の立野駅。こちらは南阿蘇鉄道(熊本地震以前撮影)

熊本地震前の立野駅。こちらは南阿蘇鉄道
(熊本地震以前撮影)

 熊本地震の1年前には、立野駅を拠点にして、阿蘇外輪山の割れ目を見てまわった。

 まずは数鹿流ヶ滝へ。高さ60メートルの数鹿流ヶ滝は北阿蘇を流れる黒川の滝。

 次に南阿蘇を流れる黒川と白川の合流点を見に行く。黒川にかかる阿蘇長陽大橋が絶好の展望ポイント。黒川が白川に直角にぶつかって合流しているのがよくわかった。下をのぞき込むと、目のくらむような大峡谷だ。

 最後に白川にかかる高さ40メートルの鮎返しの滝を見に行く。切り立った断崖を流れ落ちる滝を対岸から見た。阿蘇外輪山の割れ目から流れ落ちる数鹿流ヶ滝と鮎返しの滝は、ともに名瀑だ。

黒川の数鹿流ヶ滝(熊本地震以前撮影)黒川と白川の合流点。手前が黒川(熊本地震以前撮影)白川の鮎返しの滝(熊本地震以前撮影)

黒川の数鹿流ヶ滝
(熊本地震以前撮影)
黒川と白川の合流点。手前が黒川
(熊本地震以前撮影)
白川の鮎返しの滝
(熊本地震以前撮影)

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