カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記

温泉めぐり日本一周[252日目]

投稿日:2019年12月27日

「転ばぬカソリ」温泉で転ぶ

北海道編 28日目(2007年9月17日)

 くったり温泉「レイク・イン」の朝湯に入る。大浴場と露天風呂。「くったりの湯」のほかに「とむらうしの湯」もあるが、こちらはトムラウシ温泉から運んでくる温泉。ともに無色透明の湯。湯から上がるとバイキングの朝食。ここぞとばかりに野菜サラダを皿いっぱいにとって食べた。

 9時30分、くったり温泉「レイク・イン」を出発。まずは清水温泉「フロイデ」に行ったが、日帰り入浴は11時からなのであとまわしにした。

 第1湯目は川北温泉「ゆも〜る川北」の湯。大浴場と露天風呂。ともに琥珀色のきれいな色のモール泉。大浴場には熱めの湯と温めの湯の2つの湯船があるが、42度の熱めの湯がメインの湯船で、40度の温めの湯がサブの湯船になっている。露天風呂は温めの湯だ。

 川北温泉「ゆも〜る川北」の湯に入ったあとで、第2湯目のしみず温泉「フロイデ」の湯に入った。ここではドジをやってしまった。湯につかった瞬間、携帯を川北温泉「ゆも〜る川北」に忘れてきたことに気づいた。あわてて飛び出し、携帯をゲットするとしみず温泉「フロイデ」に戻り、もう一度、湯に入り直した。大浴場と露天風呂。ともに無色透明の湯。入浴料を2度払ったのがちょっと惜しかった。

 屈足から道道718号を北へ。

 十勝川沿いに走り、大雪山系の奥深くへと入っていく。

 第3湯目はオソウシ温泉。道道718号を右折し、ダートを行く。7キロほど走って一軒宿のオソウシ温泉に到着。「鹿乃湯荘」の湯に入る。大浴場と露天風呂。ツルツル湯。露天風呂は源泉でひやっと冷たい。それを我慢して入りつづけると不思議な気持ちよさ。体の芯がポカポカしてくる。ここはPH10.0という日本でも有数の強アルカリ性の温泉。湯から上がると、そのままダートを北に走りつづけ道道718号に出た。12.8キロのダート。これが第1本目のダート。

 第4湯目はトムラウシ温泉だ。道道718号は曙橋が終点。ここで舗装路は途切れる。直進するダートがトムラウシ温泉への道、右折するダートはヌプントムラウシ温泉への道、左折するダートは奥十勝林道になる。

 トムラウシ温泉へのダートは乗用車でも十分に走れるような道幅と良好な路面。9キロ走って「東大雪荘」に到着。大浴場と露天風呂に入る。ともに無色透明の湯。湯から上がると昼食の「カップヌードル」を食べた。

 トムラウシ温泉から曙橋に戻ったが、往復で18.0キロ。これが2本目のダートだ。

 第5湯目はヌプントムラウシ温泉。曙橋からヌプントムラウシ林道で行く。途中、ヌプン峠を越え、15キロのダートを走ってヌプントムラウシ温泉に到着。ヌプントムラウシ川にかかる巨木の橋を渡ったところに混浴の露天風呂がある。木わくの湯船。その木の上で滑って転倒。思いっきり頭を打ったので、しばらくはボーーーーーッとしてしまった。それと左手の肘を強打した。湯に入ると、いつもの「カソリ流温泉療法」で、痛いところをたんねんに手と指でさすった。頭は一番痛いところをみつけ出し、そこを手のひらでさすった。

 ぼくは「転ばぬカソリ」といわれるほどで、バイクでの転倒は数えるほどでしかない。ところが温泉での転倒はこれが何回目?というくらいに多い。そのうちに温泉の転倒で骨を折るのではないかと心配になるほど。温泉で転倒して骨折したら3000湯を達成できなくなってしまうではないかと、ここではマジで心配した。

 そんな心配、不安を吹き飛ばすかのように、ツルツル滑るヌプントムラウシ林道のダートを極太タイヤのDR−Z400SMで猛然と飛ばした。もちろん、転倒はしない。ヌプントムラウシ温泉から曙橋に戻ったが、往復で30.0キロ。これが3本目。3本の合計で60.8キロのダートを走り、「林道の狼・カソリ」は大満足するのだった。

 18時30分、今晩の宿のかんの温泉に到着。寒くて、寒くて歯がガチガチ鳴ってしまう。飛び込みでやってきたのだが、はたしてうまく泊まれるかどうか…。幸い今日は3連休の最終日。連休最後の日とか日曜日の夜というのは泊まりやすいのだ。

 ありがたい。

「どうぞ、どうぞ。いいですよ」
 とのありがたき宿の主人の言葉。さらに夕食も用意してくれるという。

 さっそく大浴場に入る。

「生き返った!」

 これが温泉マジックというもので、冷たい雨に打ちのめされた体は湯につかった瞬間に蘇る。湯から上がり、部屋に戻ると、二の膳つきの夕食が運ばれてきた。まずはビールで乾杯。そのあとヤマメの塩焼き、刺身、天ぷら、白玉のあんかけ、豆腐の卵とじ、漬物の夕食を食べるのだった。

本日のデータ 料金等は当時のものです
朝湯 くったり温泉「レイク・イン」
朝食 くったり温泉「レイク・イン」 バイキング
9時30分 くったり温泉「レイク・イン」を出発
2631湯目 川北温泉「ゆも〜る川北」(390円)
2632湯目 しみず温泉「フロイデ」(400円)
2633湯目 オソウシ温泉「鹿乃湯荘」(500円)
2634湯目 トムラウシ温泉「東大雪荘」(500円)
昼食 トムラウシ温泉「東大雪荘」カップヌードル(200円)
2635湯目 ヌプントムラウシ温泉「ヌプントムラウシ温泉」(無料)
18時30分 かんの温泉「かんの温泉」(1泊2食13800円)
2636湯目 かんの温泉「かんの温泉」
夕食 かんの温泉「かんの温泉」 ご飯、味噌汁、ヤマメの塩焼き、刺身、天ぷら、白玉のあんかけ、豆腐の卵とじ、漬物
本日の走行距離数 271キロ
本日の温泉入浴数 6湯

くったり温泉「レイク・イン」の朝湯に入る「レイク・イン」の朝食「レイク・イン」を出発

くったり温泉「レイク・イン」の朝湯に入る 「レイク・イン」の朝食 「レイク・イン」を出発

十勝川の流れ川北温泉「ゆも〜る川北」への道「ゆも〜る川北」

十勝川の流れ 川北温泉「ゆも〜る川北」への道 「ゆも〜る川北」

オソウシ温泉「鹿乃湯荘」へのダート「鹿乃湯荘」「鹿乃湯荘」から道道718号へのダート

オソウシ温泉「鹿乃湯荘」へのダート 「鹿乃湯荘」 「鹿乃湯荘」から道道718号へのダート

トムラウシ温泉「東大雪荘」「東大雪荘」で食べた「カップヌードル」ヌプントムラウシ温泉へのダート

トムラウシ温泉「東大雪荘」 「東大雪荘」で食べた「カップヌードル」 ヌプントムラウシ温泉へのダート

ヌプントムラウシ温泉に到着ヌプントムラウシ温泉の源泉。熱湯が噴出しているヌプントムラウシ温泉の露天風呂

ヌプントムラウシ温泉に到着 ヌプントムラウシ温泉の源泉。熱湯が噴出している ヌプントムラウシ温泉の露天風呂

今晩の宿、かんの温泉「かんの温泉」に到着「かんの温泉」の夕食

今晩の宿、かんの温泉「かんの温泉」に到着 「かんの温泉」の夕食  

Comments

Comments are closed.

  • 最近の投稿

  • アーカイブ

  • メルマガ「カソリング」

    「賀曽利隆の六大陸周遊記」配信中
    メルマガ購読・解除
     
  • ツーリングマップル

    カソリのメッセージ
    ツーリング情報満載の地図
    「ツーリングマップル」

    北海道東北関東 甲信越

    中部 北陸関西

    中国・四国九州 沖縄

    リング式、文字の大きな
    「ツーリングマップルR」

    北海道東北関東 甲信越

    中部 北陸関西

    中国・四国九州 沖縄

  • 新刊紹介


    アンダー400 No.83
    7月6日発売

    賀曽利隆の日帰り林道ガイド

    茨城・福島県境編

  • おすすめの一冊


    風をあつめて、ふたたび。
    文:中部博 写真:武田大祐
    平原社

    「すばらしい写真の数々に感動!
    真っ赤な夕日を背にしたカソリ(P228〜P229)も登場しています。
    ぜひともご覧ください」(賀曽利隆)

  • おすすめの一冊


    「日本と違った世界を実際に見ることは、お金では決して買えない、かけがえのない体験です。その後の人生、生き方にもきっと、大きな影響を与えてくれるはずです。ぜひとも、一人でも多くのみなさんが、海外へ飛び出してほしいと願っています。もちろん、僕もまだまだ、走り続けますよ!」

    (賀曽利隆)

    7月24日発売
    360ページ
    出版社:ラピュータ
    価格:1800円+税

  • サポーターサイト

  • 関連サイト

Scroll Up