カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記

温泉めぐり日本一周[240日目]

投稿日:2019年11月15日

ジンギスカンで「ウォーッ」

北海道編 16日目(2007年9月5日)

 ばんけい温泉「ばん岳荘」の朝湯に入る。ナトリウム・カルシウムー硫化塩の塩化物泉で循環ナシ、ろ過ナシ、塩素消毒ナシのいい湯だ。湯から上がるとご飯、味噌汁、塩ジャケ、目玉焼き、焼きナス、ナガイモ、白菜、豆、納豆、海苔、キューリの浅漬の朝食を食べ、9時に出発。まずはばんけい温泉の無料湯「オサルの湯」に入った。

 第1湯目は北湯沢温泉「竜松庵」。内風呂の湯にどっぷりつかる。やわらかな湯の感触。ここには露天風呂もあるが、清掃中で入れなかった。

 北湯沢温泉からは、国道276号で広島峠へ。峠を越えると、前方には蝦夷富士の羊蹄山が見えてくる。DR−Z400SMを走らせ、羊蹄山に向かって一直線に突っ走る。

「おー、これぞ、北海道!」
 と、思わず声が出る。

 羊蹄山一周の温泉めぐり、開始。

 第2湯目は川上温泉「川上温泉」の湯。ここは内風呂のみで、無色透明のやわらかな湯につかる。目の前に羊蹄山が見える。

 第3湯目は京極温泉「京極温泉」の湯。ここも羊蹄山を目の前にする温泉で、大浴場と露天風呂に入る。ともに無色透明の湯。京極といえば「名水の里」で知られているが、羊蹄山からの膨大な湧水が流れ出している。

 第4湯目はニセコ駅前温泉「綺羅乃湯」。この日は「綺羅乃湯まつり」で無料で入れた。ラッキー。さらにクジに当たり、ヤクルトをもらった。大浴場と露天風呂に入り、湯から上がると、クジで当たったヤクルトを飲んだ。

 第5湯目はまっかり温泉。日帰り湯の「まっかり温泉」に入る。大浴場と露天風呂。露天風呂からは羊蹄山を間近に眺める。ド迫力の山の姿。山麓の大農場ではジャガイモを収穫していた。日本離れした広大な畑の風景。羊蹄山の山麓は畑作地帯で、ここではどこを探しても、黄色く稔った稲田は見えない。湯から上がると昼食。「牛丼」を食べた。

 第6湯目はふるっぷ温泉「ふるっぷ温泉」の湯。ここは内風呂のみ。長方形をした湯船。若干の濁り湯。ここでは地元の人と、「湯の中談義」をした。「おー、内地から来たのか!」と驚いたような声を上げたその人は、別れ際には「気をつけてな!」といってくれた。ふるっぷ温泉「ふるっぷ温泉」は仮設の温泉施設で、将来は大きな温泉施設にするようだ。

 ふるっぷ温泉「ふるっぷ温泉」を最後に来た道を引き返す。DRのバックミラーに映る羊蹄山はどんどん小さくなり、遠ざかっていく。そして広島峠を越えると、その優美な山の姿は消えた。

 北湯沢温泉を通り、ばんけい温泉まで戻ると、国道453号→道道2号でオロフレ峠を越える。

 第7湯目はオロフレ峠下のカルルス温泉。ここでは「オロフレ荘」の湯に入った。大浴場と露天風呂。ともに無色透明の湯。大浴場にはいくつもの湯船がある。露天風呂は趣のある造り。

 第8湯目は新登別温泉「旅館四季」の湯。内風呂と露天風呂。内風呂は木の湯船、露天風呂は石の湯船。ともににごり湯で青味がかった色をしている。温泉の成分が濃いからなのだろう、露天風呂の石は大分、腐食し、ざらついている。

 第9湯目は登別温泉。北海道でも最大級の温泉地。ここでは温泉街の一角にある温泉銭湯「さぎり湯」に入った。大浴場の内風呂のみ。熱めの湯と温めの湯。にごり湯で灰白色の湯。かなり強い金属質の味がする。「さぎり湯」から上がると、道道2号を下り、太平洋岸の国道36号に出た。

 第10湯目は虎杖浜温泉「アロヨ温泉旅館」の湯。ここはカソリ、お気に入りの温泉。いままでに何度か入っている。目の前は海。大浴場の内風呂のみで、熱めの湯と温めの湯。ここの「寝湯」はすごく気持ちいい。膨大な湯量のツルツル湯!

 第11湯目は白老臨海温泉。国道沿いの温泉民宿「赤富士荘」の湯に入る。内風呂と露天風呂。内風呂の赤富士の絵が目に残る。露天風呂はトロピカル風だ。

 湯から上がると、国道沿いの「松尾ジンギスカン」の店で夕食にする。「特上ラム肉」を食べた。真ん中が盛り上がり、まわりに溝のついている独特な形をした鉄鍋の「ジンギスカン鍋」でジューッと焼く。ボリューム満点。ジンギスカンを食べると「ウォーッ」と吠えたくなる。「今、北海道にいるゾ!」と、高揚した気分にもなってくる。ジンギスカンといえば北海道だ。

 夜の国道36号を行く。前方には不夜城のような日本製紙(旧大昭和製紙)の巨大工場が見えてくる。地名も「北吉原」。旧大昭和製紙の地元、静岡県の「吉原」に対しての「北吉原」なのだろう。

 北吉原の交差点で白老温泉「湯処ななかまど」の看板をみつけ、飛び込みで行ってみる。住宅街の一角にある温泉宿で、ありがたいことに泊まれた。さっそく宿湯に入る。内風呂のみで、濁り湯にどっぷりつかった。

本日のデータ 料金等は当時のものです
朝湯 ばんけい温泉「ばん岳荘」
朝食 ばんけい温泉「ばん岳荘」 ご飯、味噌汁、塩ジャケ、目玉焼き、焼きナス、ナガイモ、白菜、豆、納豆、海苔、キューリの浅漬
9時 ばんけい温泉「ばん岳荘」を出発
ばんけい温泉「オサルの湯」(無料)
2536湯目 北湯沢温泉「竜松庵」(500円)
広島峠(峠越え)
2537湯目 川上温泉「川上温泉」(400円)
2538湯目 京極温泉「京極温泉」(500円)
2539湯目 ニセコ駅前温泉「綺羅乃湯」(500円)
2540湯目 まっかり温泉「まっかり温泉」(500円)
昼食 まっかり温泉「まっかり温泉」牛丼(600円)
2541湯目 ふるっぷ温泉「ふるっぷ温泉」(200円)
広島峠(峠越え)
弁景温泉(入れず)
オロフレ峠(峠越え)
2542湯目 カルルス温泉「オロフレ荘」(500円)
2543湯目 新登別温泉「旅館四季」(500円)
2544湯目 登別温泉「さぎり湯」(390円)
川又温泉(入れず)
2545湯目 虎杖浜温泉「アヨロ温泉旅館」(300円)
2546湯目 白老臨海温泉「赤富士荘」(300円)
夕食 国道36号沿いの「松尾ジンギスカン」特上ラム肉ジンギスカン(900円)
19時 白老温泉「湯処ななかまど」(1泊朝食5500円)
2547湯目 白老温泉「湯処ななかまど」
本日の走行距離数 208キロ
本日の温泉入浴数12湯

ばんけい温泉「ばん岳荘」の朝湯に入る「ばん岳荘」の朝食「ばん岳荘」を出発

ばんけい温泉「ばん岳荘」の朝湯に入る 「ばん岳荘」の朝食 「ばん岳荘」を出発

ばんけい温泉の「オサルの湯」(無料)に入る北湯沢温泉「竜松庵」の湯広島峠を越えると羊蹄山が見えてくる

ばんけい温泉の「オサルの湯」(無料)に入る 北湯沢温泉「竜松庵」の湯 広島峠を越えると羊蹄山が見えてくる

川上温泉「川上温泉」の湯京極温泉「京極温泉」真狩から見る羊蹄山

川上温泉「川上温泉」の湯 京極温泉「京極温泉」 真狩から見る羊蹄山

まっかり温泉「まっかり温泉」「まっかり温泉」の「牛丼」ふるっぷ温泉「ふるっぷ温泉」

まっかり温泉「まっかり温泉」 「まっかり温泉」の「牛丼」 ふるっぷ温泉「ふるっぷ温泉」

カルルス温泉「オロフレ荘」新登別温泉「旅館四季」の湯登別温泉「さぎり湯」

カルルス温泉「オロフレ荘」 新登別温泉「旅館四季」の湯 登別温泉「さぎり湯」

虎杖浜温泉「アヨロ温泉旅館」白老臨海温泉「赤富士荘」の湯「赤富士荘」近くの「松尾ジンギスカン」

虎杖浜温泉「アヨロ温泉旅館」 白老臨海温泉「赤富士荘」の湯 「赤富士荘」近くの「松尾ジンギスカン」

Comments

Comments are closed.

  • 70代編日本一周

  • 最近の投稿

  • アーカイブ

  • カテゴリー

  • 新刊紹介


    アンダー400 No.79
    11月6日発売

    賀曽利隆の日帰り林道ガイド

    群馬県・榛名山周辺編

  • メルマガ「カソリング」

    「賀曽利隆の六大陸周遊記」配信中
    メルマガ購読・解除
     
  • おすすめの一冊


    風をあつめて、ふたたび。
    文:中部博 写真:武田大祐
    平原社

    「すばらしい写真の数々に感動!
    真っ赤な夕日を背にしたカソリ(P228〜P229)も登場しています。
    ぜひともご覧ください」(賀曽利隆)

  • おすすめの一冊


    「日本と違った世界を実際に見ることは、お金では決して買えない、かけがえのない体験です。その後の人生、生き方にもきっと、大きな影響を与えてくれるはずです。ぜひとも、一人でも多くのみなさんが、海外へ飛び出してほしいと願っています。もちろん、僕もまだまだ、走り続けますよ!」

    (賀曽利隆)

    7月24日発売
    360ページ
    出版社:ラピュータ
    価格:1800円+税

  • 3.11 応援ステッカー

    フォトグラファー小原信好さんが、東北応援ステッカーを作成しました。興味のある方はぜひ小原さんのブログ
    https://ameblo.jp/hokkaider/entry-10852098083.html

    をチェックしてください。ステッカーの元データは上記の写真をクリックすることでもダウンロードできます。
  • サポーターサイト

  • 関連サイト

Scroll Up