カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記

温泉めぐり日本一周[216日目]

投稿日:2019年7月27日

山形人は骨太のそばが好き

東部編 42日目(2007年7月31日)

 おもだか温泉「鈴乃湯旅館」の朝湯に入り、ご飯、味噌汁、玉子焼き、海苔、トマト、ナスの味噌煮、ナスの漬物、キューリの漬物、梅干しの朝食を食べ、8時45分に出発。

 おもだか温泉には「荒井さん」が来てくれた。ザーザー降りの雨の中、スズキDJEBEL200に乗って新庄から来てくれた。「荒井さん」との温泉めぐりの開始だ。

 第1湯目は徳良湖畔の徳良湖温泉。日帰り湯「花笠の湯」に入る。大浴場と露天風呂。無色透明の湯につかりながら荒井さんの話を聞いた。この一帯は東北四大祭りのひとつ、「花笠まつり」発祥の地。それを山形にとられてしまい、尾花沢市民はけっこう悔しい思いをしているという。

 湯から上がると、荒井さん差し入れの新庄名物の「くじら餅」を食べた。

 そんなところへ「おかさん」が来てくれた。「おかさん」からは「リポビタン」と「あらびきソーセージ」の差し入れをもらった。「おかさん」は差し入れをぼくに手渡すと、帰っていった。夜勤明けだという。

 第2湯目は銀山温泉。共同浴場の「大湯」に入ったが超熱い湯。ここの源泉は61.4度の高温湯。

 第3湯目は鶴子温泉。一軒宿「勘兵衛荘」の湯に入った。

 これらの3湯に入ると、尾花沢に戻った。

 第4湯目は大石田温泉。日帰り湯「あったまりランド」に湯に入る。源泉はかなり濃い赤湯。湯から上がると昼食。山形名物の「板そば」を食べた。黒ずんだそばの色。しっかりとした歯ごたえがある。山形人はこの骨太のそばが好きなのだ。

 第5湯目は湯舟沢温泉。山裾の一軒宿「湯舟沢温泉旅館」の湯に入る。内風呂のみで熱めの湯。この湯舟沢温泉で自動車道は途切れ、その先は徒歩のみの山道になる。この山道で越える峠が「軽井沢越え」。宿の女将さんのお父さんは「軽井沢越え」をいろいろと調べ、古道を復活させようとしていた。

 第6湯目はゆざ温泉「あいかも会館」の湯。ここは「無類の温ったまり湯」と200年間、いわれつづけている。小さな湯船の無色透明の湯につかりながら、「無類の温ったまり湯」を感じるのだった。

 第7湯目は碁点温泉「クアハウス碁点」の湯。大風呂は茶色がかった湯の色。湯には温泉味がする。そのほかにも各種の浴槽がある。

 第8湯目は富本温泉「富本館」の湯。霊峰、葉山の山裾にある一軒宿の温泉。玄関は開いていたが、誰もいない。そこで入浴料を玄関に置いて湯に入った。温湯と冷泉。冷泉が源泉のようだ。その冷泉から上がると、不思議なほどのさっぱり感があった。湯から上がり、出発しようとすると、宿の主人が軽トラに乗って帰ってきた。無断で湯に入ったことを詫びたが、主人は「よく入ってくれた!」といって、摘み取ったばかりのプラムを持ちきれないほどくれた。

 第9湯目は最上川河畔の海老鶴温泉「海老鶴温泉」の湯量豊富な温泉で、茶褐色の湯が湯船から溢れ出ている。「ヒェー」と声が出るほどの熱い湯。じっと我慢し、体を動かさないようにして湯につかった。湯から上がると、さきほどの富本温泉でもらったプラムを食べた。

 第10湯目は東根温泉「石の湯」。小さめな正方形の湯船。猛烈な湯の熱さ。だが、誰も水でうめようとはしない。この超熱い湯が好きなのか、それともヤセ我慢をしているのか…。その超熱い湯に歯をくいしばってつかったが、「あー、もうダメだ」と、早々に退散。ところが湯から上がると肌には心地よい刺激感が残り、
「あー、いい湯だった!」
 と思えるから温泉は不思議だ。

 第11湯目はべにはな温泉「ひなの湯」。大浴場の大風呂はジャスト適温。その隣には高温湯の湯船。浴室からは葉山が見える。その奥には月山。標高1461メートルの葉山はかつては山岳信仰の拠点として栄えた山。湯上りには「パインサイダー」を飲んだ。

 第12湯目は寒河江花咲か温泉「ゆ〜チェリー」の湯。大浴場には2つの湯船。「高濃度温泉」は草色がかった湯の色で、濃い味がする。「高温湯」は茶色い湯で湯温は44度。露天風呂は温めの茶色い湯だ。

 今晩の宿、ひまわり温泉「ゆ・ら・ら」へ。今日一日、同行してくれた荒井さんは一緒に泊まりたいという。

 ひまわり温泉「ゆ・ら・ら」に到着したのは19時30分。レストランのラストオーダーは19時40分だという。「間に合った!」。我々はレストランに直行し、まずは生ビールで乾杯した。そのあとで、夕食の「特大えび天丼」を食べた。

 部屋に入ると、今度は冷蔵庫のビールで乾杯、また乾杯。

 かなり飲んだところで、第13湯目の「宿湯」に入るのだった。

本日のデータ 料金等は当時のものです
朝湯 おもだか温泉「鈴乃湯旅館」
朝食 おもだか温泉「鈴乃湯旅館」 ご飯、味噌汁、玉子焼き、海苔、ナスの味噌煮、ナスの漬物、キューリの漬物、トマト、梅干し
8時45分 おもだか温泉「鈴乃湯旅館」を出発
出会い 新井さん
2287湯目 徳良湖温泉「花笠の湯」(350円)
出会い おかさん
2288湯目 銀山温泉「大湯」(200円)
2289湯目 鶴子温泉「勘兵衛荘」(300円)
2290湯目 大石田温泉「あったまりランド深堀」(350円)
昼食 大石田温泉「あったまりランド深堀」 板そば(750円)
2291湯目 湯舟沢温泉「湯舟沢温泉旅館」(350円)
2292湯目 ゆざ温泉「あいかも会館」(400円)
2293湯目 碁点温泉「クアハウス碁点」(250円)
2294湯目 富本温泉「富本館」(300円)
2295湯目 海老鶴温泉「海老鶴温泉」(250円)
2296湯目 東根温泉「石の湯」(150円)
2297湯目 べにばな温泉「ひなの湯」(250円)
2298湯目 寒河江花咲か温泉「ゆ〜チェリー」(300円)
19時30分 ひまわり温泉「ゆ・ら・ら」(1泊朝食4850円)
2299湯目 ひまわり温泉「ゆ・ら・ら」
夕食 ひまわり温泉「ゆ・ら・ら」 特大えび天丼(700円)
本日の走行距離数 147キロ
本日の温泉入浴数 13湯

おもだか温泉「鈴乃湯旅館」の朝湯に入る「鈴乃湯旅館」の朝食おもだか温泉に新井さんが来てくれる

おもだか温泉「鈴乃湯旅館」の朝湯に入る 「鈴乃湯旅館」の朝食 おもだか温泉に新井さんが来てくれる

徳良湖温泉「花笠の湯」に入る荒井さんの差し入れの新庄名物「くじら餅」銀山温泉

徳良湖温泉「花笠の湯」に入る 荒井さんの差し入れの新庄名物「くじら餅」 銀山温泉

銀山温泉の共同浴場「大湯」大石田温泉「あったまりランド深堀」「あったまりランド深堀」の「板そば」

銀山温泉の共同浴場「大湯」 大石田温泉「あったまりランド深堀」 「あったまりランド深堀」の「板そば」

湯舟沢温泉「湯舟沢温泉旅館」「湯舟沢温泉旅館」の湯ゆざ温泉「あいかも会館」

湯舟沢温泉「湯舟沢温泉旅館」 「湯舟沢温泉旅館」の湯 ゆざ温泉「あいかも会館」

「あいかも会館」の湯碁点温泉「クアハウス碁点」富本温泉「富本館」の湯

「あいかも会館」の湯 碁点温泉「クアハウス碁点」 富本温泉「富本館」の湯

べにばな温泉「ひなの湯」ひまわり温泉「ゆ・ら・ら」の「特大えび天丼」

べにばな温泉「ひなの湯」 ひまわり温泉「ゆ・ら・ら」の「特大えび天丼」  

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