カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記

温泉めぐり日本一周[206日目]

投稿日:2019年6月23日

八九郎の3湯をめぐる

東部編 32日目(2007年7月21日)

 長瀞温泉「長瀞温泉」の朝湯に入る。大浴場の深い湯船にどっぷりとつかる。熱からず温からずのジャスト適温。無色透明の湯だ。湯から上がると、ご飯、味噌汁、塩ジャケ、青菜のおひたし、かまぼこ、海苔、梅干し、漬物の朝食を食べる。

 9時、長瀞温泉を出発。

 第1湯目は田代温泉の日帰り湯「ユップラ」の湯。大浴場と露天風呂。ともに無色透明の湯。大浴場には熱めの湯、温めの湯、2つの湯船がある。

 大館から国道7号で青森・秋田県境の矢立峠へ。

 第2湯目は釈迦内温泉「泉湯」。大浴場と露天風呂。ともに無色透明の湯。ここは飲泉可で、抵抗感なく飲める。

 第3湯目は日景温泉。大浴場と露天風呂はともに白濁湯。大浴場の木の湯船は趣がある。露天風呂の白濁湯はきれいな白さ!

 第4湯目は矢立温泉「矢立温泉」の湯。ここは「赤湯」で知られている。「白湯」の隣が「赤湯」というのがおもしろいではないか。一軒宿「矢立温泉」の湯につかる。以前、入ったときはもっと色が濃かったような気がする。あっと驚くような「赤湯」だった。それが今回見る湯はそれほどでもない。むしろ赤よりも黄色っぽい湯の色だった。

 矢立温泉を出発しようとしたとき、1台のバイクがやってきた。カワサキのKLE250アネーロに乗る「えむけーさん」だ。宮城県の栗原市を早朝に発ち、東北道経由でやって来たという。「えむけーさん」との温泉めぐりがはじまった。

 第5湯目は矢立峠の真上にある矢立峠温泉「大館矢立ハイツ」の湯。道の駅「やたて峠」の温泉施設。大浴場の赤湯に入る。含鉄ナトリウム塩化物泉で、元々は無色透明の湯なのだが、空気にふれると赤湯に変る。湯から上がると昼食。「焼き干しラーメン」を食べた。縮れ麺で汁も具もなかなかの味。矢立峠の「峠返し」で大館に戻った。

 第6湯目は大館郊外の沼館温泉「ぬまだてのゆっこ」。ここは大浴場の内風呂のみ。無色透明の湯で、湯にはサラサラ感がある。寝湯もある。

 大館から小坂へ。

 第7湯目は雪沢温泉「清風荘」の湯。大浴場と露天風呂。ともに無色透明の湯。露天風呂からの眺めがいい。秋田杉の美林を見ながら湯につかる。雪沢温泉を出るころから激しい雨になった。

 第8湯目は小坂温泉「あかしあ荘」の湯。ここは大浴場の内風呂のみ。無味無臭の黄土色の湯だ。

 小坂温泉の湯から上がると、「本日のメインイベント」といったところで、八九郎の3湯をめぐる。

 小坂から国道282号で秋田・青森県境の坂梨峠へ。その途中で国道を右折。山間の水田を見ながら走り、最奥の八九郎の集落へ。家並みが途切れたところで林道に突入する。

 第9湯目は最奥の奥奥八九郎温泉「奥奥八九郎温泉」の湯。開けた一角に湯が湧き出ている。岩盤から湧き出る湯。鉱山の採掘跡の湯らしい。そこから八九郎の集落の方向に戻っていく。

 第10湯目は奥八九郎温泉「奥八九郎温泉」の湯。林道の分岐を直進し、草のおい茂る小道に入り、小さな橋で小川を渡る。渡った先に温泉がある。森の中に湧き出る温泉で小さな池になっている。池というよりも沼だ。裸になったとたん、ブヨとアブの猛攻を食らう。それをかわすためにも、すぐさま湯池に入り、泥底に身を沈めた。

 第11湯目は八九郎の集落にある八九郎温泉「八九郎温泉」の湯。畑の片隅にビニールハウスの湯屋がある。勢いよく湯船に湯が流れこみ、あふれ出ている。そんな湯にどっぷりと身をひたす。奥八九郎温泉で泥まみれになり、ブヨとアブにさんざんやられたあとだけに、何ともありがたい八九郎温泉の湯だった。

 八九郎の3湯をめぐると、坂梨峠まで行き、「峠返し」で小坂に戻った。

 小坂到着は19時。「えむけーさん」はカソリと一緒に泊まりたいという。

「よーし、わかった!」
 とばかりに、いつも以上に気合を入れて「宿探し」をする。

 その結果、大湯温泉に宿がとれた。「花海館」だ。それも、この時間なのに、夕食も用意してくれるという。ありがたい!

 大湯温泉に着いたのは19時30分。さっそく第12湯目の宿湯、大湯温泉「花海館」の湯に入る。湯から上がると夕食。まずはビールで乾杯だ。そのあと刺身や焼き魚、茶碗蒸しなどの夕食を食べながら飲む。名物のずんだ餅やきりたんぽ鍋もついている。夕食が終わると、今度は部屋での飲み会を開始する。

 サッカーのアジアカップ、日本対オーストラリア戦を見ながら飲む。日本が勝ったのでよけいに気分が良くなるのだった。

本日のデータ 料金等は当時のものです
朝湯 長瀞温泉「長瀞温泉」
朝食 長瀞温泉「長瀞温泉」 ご飯、味噌汁、塩ジャケ、青菜のおひたし、かまぼこ、海苔、梅干し、漬物
9時 長瀞温泉「長瀞温泉」を出発
2167湯目 田代温泉「ユップラ」(300円)
2168湯目 釈迦内温泉「泉湯」(300円)
2169湯目 日景温泉「日景温泉」(400円)
2170湯目 矢立温泉「矢立温泉」(300円)
出会い えむけーさん
2171湯目 矢立峠温泉「大館矢立ハイツ」(270円)
昼食 矢立峠温泉「大館矢立ハイツ」 焼き干しラーメン
矢立峠(峠返し)
2172湯目 沼館温泉「ぬまだてのゆっこ」(250円)
滝ノ沢温泉(廃業湯)
2173湯目 雪沢温泉「清風荘」(300円)
  雪沢温泉「四十八滝温泉」(230円)
2174湯目 小坂温泉「あかしあ荘」(275円)
2175湯目 奥奥八九郎温泉「奥奥八九郎温泉」(無料)
2176湯目 奥八九郎温泉「奥八九郎温泉」(無料)
2177湯目 八九郎温泉「八九郎温泉」(300円)
坂梨峠(峠返し)
19時30分 大湯温泉「花海館」(1泊2食8000円)
2178湯目 大湯温泉「花海館」
夕食 大湯温泉「花海館」 きりたんぽ鍋、刺身、焼魚、ずんだ餅
本日の走行距離数 147キロ
本日の温泉入浴数 12湯

長瀞温泉「長瀞温泉」の朝湯に入る「長瀞温泉」の朝食「長瀞温泉」を出発

長瀞温泉「長瀞温泉」の朝湯に入る 「長瀞温泉」の朝食 「長瀞温泉」を出発

田代温泉「ユップラ」「ユップラ」の湯に入る釈迦内温泉「泉湯」

田代温泉「ユップラ」 「ユップラ」の湯に入る 釈迦内温泉「泉湯」

「泉湯」の湯日景温泉「日景温泉」「日景温泉」の露天風呂

「泉湯」の湯 日景温泉「日景温泉」 「日景温泉」の露天風呂

矢立温泉「矢立温泉」「矢立温泉」の湯えむけーさんとの出会い

矢立温泉「矢立温泉」 「矢立温泉」の湯 えむけーさんとの出会い

矢立峠温泉「大館矢立ハイツ」の「焼き干しラーメン」沼館温泉「ぬまだてのゆっこ」奥奥八九郎温泉「奥奥八九郎温泉」

矢立峠温泉「大館矢立ハイツ」の「焼き干しラーメン」 沼館温泉「ぬまだてのゆっこ」 奥奥八九郎温泉「奥奥八九郎温泉」

奥八九郎温泉「奥八九郎温泉」八九郎温泉「八九郎温泉」「八九郎温泉」の湯

奥八九郎温泉「奥八九郎温泉」 八九郎温泉「八九郎温泉」 「八九郎温泉」の湯

坂梨峠の峠返し大湯温泉「花海館」の夕食「花海館」の「きりたんぽ鍋」

坂梨峠の峠返し 大湯温泉「花海館」の夕食 「花海館」の「きりたんぽ鍋」

Comments

Comments are closed.

  • Vストロームミーティング2019(延期)

    日時:台風の影響により延期
    会場:スズキ株式会社本社
       浜松市南区高塚町300
    参加費:無料
    詳しくは下記をクリック
    Vストロームミーティング 2019
  • イベント情報

    バイクフォーラム in ならは
    日時:2019年10月5日
    詳細は上のポスターをクリック!
    オオサンショウウオ
    ソロツーリングラリー
    日時:2019年10月27日
    前夜祭:26日(申込先着100名)
    詳細は上のバナーをクリック!
  • 新刊紹介


    アンダー400 No.78
    9月6日発売

    賀曽利隆の日帰り林道ガイド

    長野県・岡谷地区 後編

  • ツイッター

    スマホ故障でツイートができない状態です。

  • メルマガ「カソリング」

    「賀曽利隆の六大陸周遊記」配信中
    メルマガ購読・解除
     
  • おすすめの一冊


    風をあつめて、ふたたび。
    文:中部博 写真:武田大祐
    平原社

    「すばらしい写真の数々に感動!
    真っ赤な夕日を背にしたカソリ(P228〜P229)も登場しています。
    ぜひともご覧ください」(賀曽利隆)

  • おすすめの一冊


    「日本と違った世界を実際に見ることは、お金では決して買えない、かけがえのない体験です。その後の人生、生き方にもきっと、大きな影響を与えてくれるはずです。ぜひとも、一人でも多くのみなさんが、海外へ飛び出してほしいと願っています。もちろん、僕もまだまだ、走り続けますよ!」

    (賀曽利隆)

    7月24日発売
    360ページ
    出版社:ラピュータ
    価格:1800円+税

  • 3.11 応援ステッカー

    フォトグラファー小原信好さんが、東北応援ステッカーを作成しました。興味のある方はぜひ小原さんのブログ
    https://ameblo.jp/hokkaider/entry-10852098083.html

    をチェックしてください。ステッカーの元データは上記の写真をクリックすることでもダウンロードできます。
Scroll Up